上ハンドルについてはシフターブラケット位置調整で何とでもなりますが下ハンドルはこうはいきません。アーチの角度次第では『物理的に握るとこありませんけど…』という状態がやすやすと発生します。
Ritchey Classicはこの問題を易々と解決してしまう偉大なドロップハンドルです。
ドロップハンドルの位置調整は上ハンドルが優先です。シフターがきちんと立ち上がっており、しっかりと握って身体に向けて引き寄せることができる位置にあることが必要条件です。
ただ、こういうセッティングにするとどうしてもハンドル全体がアップライトになってしまうのでスプリント的な下ハンドルが握りにくくなってしまいます。腕が短かったり指が短かったり身体が硬かったりする場合だとさらに困難となることうけあいです。
このハンドルはそういう問題をばっさりとクリアしてくれます。
「ハンドルそのものの長さ」が確保されているので全体をアップライトに寄せても下ハンドルを握るスペースがしっかりと残されています。アプローチとしてはごく普通ですが非常に有効です。
CRCのレビューでも全く同じことを書いている日本人(だと思う)の方がいました。
"以前使っていたwcs logic2は下ハンのポジションがしっくりこなかったがこちらは個人的にベストであった。 カーブがコンパクトでブラケットを気持ち上目にしても下ハンで余裕を持ってブレーキレバーに手が届く。"
ネックは重量がそこそこある(42cmで300g)ことと、色がシルバーしかないことでしょうか。これに不都合がないのであればかなりおすすめできるハンドルと言えると思います。
金属パーツのようなアナログ技術が必要になるものに関してはやはり中華だと面白いものが少ないですね。個性的な金属ハンドルを探す場合はサーリー・シムワークス等の北米系メーカーが楽しいです。
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