まぁグラベル化といってもタイヤを限界まで太くしただけの話ですが。
とはいえ、グラベルという単語は思想というか意気込みのようなものなのでこれでも間違いではありません。『グラベルだ!』と言い張ればなんでもグラベルになります。
この「エスケープに太いタイヤを付ける」というアプローチは楽しいです。エアボリューム拡張と軽量アルミはふわふわとした不思議な乗り心地になります。一般的なグラベル(ロード)バイクとは違うフィーリングですがこれはこれでアリでしょう。
装着しているタイヤはSchwalbeのSmart Sam Performance 40Cです。
『エスケープに付けられる最大タイヤサイズはどれくらいなのか?』と検索しても中々でてこないので苦労しました。ちなみにこのエスケープは記事を書いている時点で1世代前のものです。
アレコレ検索して『38Cまではいける』ということは分かったのですが、『いやいやもう少しいけるよね?』と見切り発車で40Cを買ってみたらギリギリでなんとかいけました。
…とはいえ、本当のところを言えばいけてないのかもしれません。トレッドをカットしてますので…。
隅っこの部分を2mmくらいハサミでちょきょき。
この辺りはクリックリリースの限界です。完全にセンターであれば何とか接触せずに済みますがそこはクイックリリース。走っているうちにどうしても1mm2mm程度はズレてしまいますので仕方がありません。
まぁ路面とは接触はしない箇所なので特に問題はないでしょう。ドリフトとかをする場合だとちょっと当たるかもですけれど。安全を見る場合は素直に38Cを選ぶのが正解です。
エスケープに太タイヤを付ける場合はフロントシングルが原則となります。
35Cであればギリギリ大丈夫かもしれませんが、40Cは当然として38Cでもフロントシングルにしておく必要があると思われます。そうしないとおそらくフロントディレーラーとタイヤと接触します。
個人的にはフロントシングル化をする場合はGXP規格の中華製品をおすすめしています。
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ZRACE HARDROCK cranksetはフロントシングル化に最適なハッピーセット
フロントシングルにすると必然的に使えるギア比の幅が狭くなります。そうなると適切なギア比範囲を探す必要が出てきますが、フロントシングルのチェーンリングは一般メーカー製だと結構な価格になります。5000円とか6000円とかが普通です、高い!
使うかどうかも分からないチェーンリングにこの価格帯は流石にきびしいですよねぇ…。
中華であればGXP規格のチェーンリングが1000円/枚程度で購入可能です。GXP規格は取り外しも簡単ですし、対応歯数の幅も広くなっているので選択肢としても豊富です。合理的にフロントシングルを行う場合は中華GXPが最適ではないでしょうか。
アリエクさんの使い方が分からない場合は以下の記事を参照されてください。
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アリエクスプレスの基本的な使い方について
話を戻しますがエスケープのグラベル化カスタムは楽しいのでおすすめです。
ネットを検索するとタイヤを細くしたりドロップハンドルにしたりするのばっかり出てくるのがよくわかりません。速度を2km/h~3km/h上げるよりは対応フィールドを拡大した方が楽しくなると思うのですけど。舗装路にしても段差いっぱいありますし。
具体的なパーツ構成や重量については以下に詳細を書いています。
・GIANT ESCAPE R3 / Aluminium Gravel Crossbike
おカネをかけなくても結構なんとか出来ます。
初めまして。
返信削除ホイールは何を使われていますか?
私もESCAPE R3(2015)を使っているのですがもっとタイヤを太くしたいと考えています!