低予算でスポーツ系自転車の積載量を増やしたい場合は要チェックです。
自転車趣味をそれなりに長く続けている方であれば「wolftooth」というメーカーの名前をどこかで聞いたことがあると思います。
wolftoothはオフロード系のサイクルコンポーネントを製造するアメリカの会社です。高精度のナローワイドチェーンリングで名前を上げ、今ではバイクパッキング関係のパーツを作るアイコンのようになりました。
今回紹介する「DRIFTMANIAC(ドリフトマニアック)」はそんなwolftoothっぽいアイテムを密かに製造する中華メーカーです。
wolftoothほどの高級感と機能性はありませんが用途次第では問題なく使えます。
・DRIFTMANIACのマルチユースサイクルラックのポテンシャル
購入したのは「マルチユースサイクルラック」という名前で販売されている商品です。
wolftooth製品ご存知の方であれば一目瞭然だと思いますがB-RAD Strapシリーズのコピーですね。ボトルケージ用のダボ穴を利用してタイヤのチューブや携帯工具を固定するためのアクセサリーパーツです。
マウントプレートの仕上げはDRIFTMANIACの方がきれいだったりしますが、肝心の付属ストラップがごく普通のナイロンバンドであるのはネガティブポイントです。これでは固定力が稼げないのでオフロードは厳しいところでしょう。
固定力を稼ごうとするのであればバンドの内側に滑り止め的なものを張り付けないといけませんね。まぁそれだけで使えるようになるのであれば些細なことだとも言えますが。
試しに付属のバンドでウォーターボトルを固定して街乗りしてみました。
オンロード限定であればこのままの状態でも特に問題はありませんでしたが、段差を飛んだり跳ねたりするとやはりズレてきてしまいます。
オフロードを想定する場合はストラップに滑り止めを張りましょう。
・ストラップは延長した方がよさそう
付属しているナイロンストラップ全長で30cm程度の長さしかありません。小物を取り付けるというだけであれば十分ですが、ウォーターボトル以上のサイズのものを固定する場合は延長する必要があります。
…というわけでナイロンストラップを追加購入しました。
上がDRIFTMANIACのもので下が追加したものです。長さは40cmくらいでしょうか、エンドの仕上げや接合部の接着は追加したものの方がキレイです。
このストラップは自転車製品として販売されているようなものではなく、テキトーなセラーからそれっぽいサイズを注文したものです。こういう『どこで売ってるのか分からないもの』を検索して見つけ出すのも中華通販の面白さだったりします。
この長さであればこれくらいのものが固定出来ます。
GUの半袖Tシャツ(ヘビーウェイトビッグT)2枚を固定する図。
ネットで注文したものを手ぶらで受け取りに行けるって素晴らしい。これくらいのサイズであればクランクにも足にも接触しません。
・DRIFTMANIACがあればwolftoothは不要か?
「不要」と言い切るのは無理ですが代替え品には成りえるだろうと感じます。
価格的にはDRIFTMANIACに圧倒的な優位性がありますからねぇ…。マルチユースサイクルラックにしてもwolftoothだと<これくらい>のお値段になります。DRIFTMANIACだと10ドルくらいなので単純価格では勝負になりません。
DRIFTMANIACと違ってストラップをカスタムする手間は不要ですが、この手のアクセサリーは2個3個と追加していく場合が多いのでそれを全部wolftoothで揃えるとなれば結構な出費になっていきます。
まぁ最終的にwolftoothを買うにしても『とりあえずどのようなものか試してみる』のであればDRIFTMANIACはおすすめできるのではないかと思います。
この手のマウントパーツは実際に使ってみないと自分に合っているかどうか分からないですからね。10ドル程度であれば安い出費です。
<参考までの販売先URL>
購入先は相も変わらずアリエクスプレスです。購入は自己責任の範囲でね!
参考として実際に商品を購入したURLを載せておきます。時間経過と共にリンク先が消える可能性もあります。その場合は任意で検索されてください。
『ボトルケージのダボ穴が余ってないんですけど?』という場合はこのような商品もあります。
使い勝手としてはこちらの方が良さそうですね。
0 件のコメント :
コメントを投稿