…というわけでハッカ油スプレーの話です。
ハッカ由スプレーは夏場のサイクリストを飛び越えて日本国在住の人間すべてにとって必須といってもよいくらいのブツです。周囲に対するマナー…といいますか、それよりも単純に自分が気持ちが良いですからね。
こーいうものはやはりwin-winの関係になっていないと苦痛でしょう。他人のためだけにあれやこれやはいけません。
サイクリスト的には疲労を一瞬忘れることができるのが強みです。たかが一瞬ではありますが、この一瞬が馬鹿に出来ません。「周囲に気を使っている」というスマートさもクールです(よね?)
そんなわけで作っておくと何かと便利です。
・ハッカ油スプレーを作るのに必要なもの
早速ですが作り方に入りましょう。ハッカ油スプレーを作るのに必要なものは以下となります。
・水・ハッカ油・適当なアルコール
では材料に関して簡単に説明をしていきます。
まず水ですね。
これに関しては水道水で問題ありません。といいますか、むしろ水道水の方が良いです。水道水は塩素が入っていますからその分長持ちします。
ハッカ油についてはドラックストアで普通に販売されています。基本的に高いものではありませんが、安く買うのであればアマゾンが一番安いですね。
参考までにお安いハッカ油は以下の三種類です。ちなみに健栄製薬のものが最も売れているハッカ油になります(※画像に写ってるのもそうです)。
・健栄製薬のハッカ油
・竹内製菓のハッカ油
・大洋製薬のハッカ油
ちょっと微妙なのがアルコールです。
実際のところアルコールは必須ではありません。アルコールを加える意味は「除菌・殺菌」です。つまり『パパっと使い切る』のであれば特に問題ありません。サイクリスト的にも「無駄に量を増やさない」のがスタンダードです。
とはいえ、何やかんや除菌・殺菌機能が欲しくなる場合もあると思います。アルコールそのものにも消臭作用がありますので加えた方が良いことは間違いありません。
こうなるとアルコールを手に入れる必要がありますが、除菌・殺菌に使われる無水エタノールは地味に結構なお値段がします。
・健栄製薬の無水エタノール
この金額でOKであれば問題ありませんが、不満であるなら代用品を探す必要が出てきます。
・無水エタノールの代わりになるもの
一般的に、無水エタノールの代用品となるものは以下の2種類です。
・度数が40度以上のお酒(※醸造酒は除く)・消毒用アルコール
では簡単に説明をしていきます。
まずお酒ですね。これについては蒸留酒限定です。ビールや日本酒・ワインといった醸造酒は使えません。酵母が入っている…などと書くまでもなく、匂いがあるのでダメです。
既に想像が付いている方もいると思いますが、これはウォッカが手っ取り早いです。お酒にはあまり知識がありませんが値段だけを見ればウィルキンソン辺りが多分安いのではないかと思います。
・ウィルキンソン ウオッカ
究極なのはスピリタスですね。
・スピリタス ウォッカ
度数96%……。
焼酎も一応は蒸留酒ですが大抵の焼酎は度数が低いので残念ながら使えません。かの有名な魔王でさえ25度しかありませんし。
『焼酎大好きだから普段から飲んでる!度数が高いのも全然いける!』という方でコスパ最優先をしたいのであれば以下のようなお酒があったりします。
度数40%なので基準はクリアです。
消毒用アルコールについては大抵のものはアルコール度数50度以上あるので実のところなんでも良かったりします。洗面台にビオレの消毒液が置いてある家庭は多いと思いますが、これを使ってもOKです。
・ビオレu 手指の消毒液
消毒液っぽい消毒液が欲しい場合は兼一薬品工業やサイキョウファーマ辺りが安価なものを販売しています。
・兼一薬品工業
・サイキョウファーマ
今のご時世、かなりの確率で「消毒液っぽいもの」が家庭に存在しているでしょう。流用できるものは結構あります。
・ハッカ油スプレーの作り方
では作り方に入りましょう。
ハッカ油スプレーの作り方はとてもイージーです。以下の比率でスプレーボトルに入れてシャカシャカ振れば完成します。
・水90ml・ハッカ油10滴~20滴程度・アルコール10ml(※無水エタノールを使わない場合はやや増やしてもよい)
この比率も厳密に守る必要はありませんが、肌に頻繁に当てる場合はハッカ油だけは入れすぎないようにした方が良かったりはします。部位次第はスース―し過ぎて痛かったりします。
それよりも重要なのが容器となるスプレーボトルの選択です。
実のところハッカスプレーを大量消費することはまずありません。多数の人数でキャンプに行って使う~等であれば別ですが、一人で使う場合は中々減らないので「ちょっとだけ作る」方が合理的です。
個人的には無印良品のPET小分けボトルスプレータイプ(12ml)を使っています。
使っている理由は『探す限りこれが最も小さかった』からです。大きさとしてはリップクリームの1.5倍くらいな感じですね。これくらい小さいと「持ち歩く」という点において絶大な利便性があります。
書くまでもない気はしますが、作り方は以下となります。
①ボトルに直接ハッカ油を2滴入れる(※最初にやらないと入れすぎてしまう可能性が高い)②ボトルに直接水道水を入れる(全体の9割くらい)③ボトルに直接アルコールを入れる(全体の1割くらい)④シャカシャカ振る
このサイズでも1日10プッシュ使っても半月くらい持ちます。
・ハッカスプレーはこうやって持ち歩くと便利!
これが普段カラビナにぶら下げているミニケースにぴったし収まります。
この記事はこの組み合わせを紹介したくて書いているようなものです。
バッグをごそごそやってスプレーを探すのはめんどうですからねぇ…。使いたいと思ったときにすぐさま使えるようにしようと思えばこーいうところにぶら下げるのがいい感じです。手ぶらで済みますし。
また、このような感じで別に分けておけば万が一「漏れた時」の心配も不要になります。バッグの中に入れて漏れると巻き添えをくらって頗る面倒です。こんなことになるくらいなら携帯しない方が確実にマシです。
そのような訳でこの組み合わせはかなり良い感じなのですが、このスプレーボトルは出来が良いというわけではありません。
いやまぁ…悪い商品というわけではないのですけれど、小型にすることでノズル等も小さくなり、結果として精度が微妙になっています。内部のバネも小さくなる分プッシュの押し具合も固くなっていることもあり「全体的に使いにくい製品」です。
こればっかりは仕方がありません。スプレーボトルを小さく作ればこうなるのは必然です。
個人的にはこの辺りのデメリットを差し引いても「小さいこと」にメリットを感じていますが、使用感を優先する場合はもっと大きいものを使った方が正解です。
カラビナにぶら下げているミニケースはこちらです。
このサイズのマルチケース的なものはほとんど選択肢がありません。微妙に割高な感じはしますがEDCツールとして替えが効かないアイテムです。
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