もちろんペダルより価格差が大きいものはありますが、一般的な需要度を考慮するとやはりペダルが目立つことでしょう。自転車趣味が無い人でも買う場合が発生しますからね、カーボンパーツなんて自転車趣味が無ければ視界にも入りません。
…というわけで購入した中華ペダルの話をします。
ペダルに求められる基本的な要素は以下の2つです。
①重量はどの程度なのか
②ピンの種類や数はどうなっているのか
ベアリングの種類や軸の長さといったものもありますが…まぁそこまで気にしても仕方がないと言いますか、少なくとも今回のような安いペダルでそんなことを言い出すのはナンセンスです。
特に大事なのが②です。ピンがどの程度靴底とかみ合うのかということでペダルの性質が決まります。
MTBのような激しいランディングが想定される場合はしっかりと噛み合ってないと危険なので、ピンの数が豊富かつ細くて長いものが使われます。ソールに対して「ピンを突き刺す」感じになるので固定度は抜群です。
とはいえ、言うまでもなくこれは靴底へのダメージがすごいことになります。大事にしている靴にはよろしくありませんし、そもそも「そこまで固定する必要がない」という場合も多いでしょう。何事にも向き不向きというのはございます。
こちらのペダルのピンはやや太めだったりしますが、比較的に長めでもあるので「そこそこに」靴と噛み合ってくれます。
ガシガシに踏み込むとズレるとは言えシティサイクル+α的な用途であれば十分に使えるでしょう。靴を大事にする場合はこれくらいが程よいバランスです。
実測重量はこのようになります。公表重量が320gなので誤差は『ほぼない』と言って良いレベルです。かたちもハード過ぎずソフト過ぎずという良いデザインですしマットブラックの塗装もクールです。
価格も800円と十分に安いのでここまでくれば『良いペダルじゃないか』…となりそうなところですが、残念ながら中々に問題児でした。
軸が固すぎて回りません。
画像をはったところで伝わるわけもありませんが、ここまで回らないペダルははじめてです。「しぶい」なんてものではなく、チカラを込めないと「動きません」。
まぁ800円ですからねぇ…個体差でぬるぬる動くものもありそうですが、セルフメンテナンスが出来ることが購入の前提条件になりそうです。
現時点での評価は未知数ですね。メンテナンスにしてもシャフトの軸が曲がっていればどうしようもありませんし、ピンの耐久度も高いわけではなさそうな感じがします。
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