世界最軽量(?)として名高いエリートのフライ・ウォーターボトル(550ml)を買ってみたので感想を書いてみます。
『ウォーターボトルなんて全部同じだろう』…と思っていたのですが、これはちょっと間違っていましたね。基本的に同じであってもディティールの差で違う部分は生まれてきます。
・横抜き式のケージを使っている場合は注意
…というわけでFLYボトルの話ですが、結論から書きますとこれは「横抜き式のボトルケージ」を使っている場合は注意する必要があります。
横抜きタイプのケージ
FLYボトルはとても柔い素材で出来ており、かつ表面の摩擦感が小さくスルスルしています。
どれくらい柔いかと言いますと、ボトルケージに付けっぱなしにすると変形するくらいにやわこいです。
気が付いたら凹んでいた図
結果として支持力・固定力が弱くなってしまっているため、横抜きだし式のボトルケージだと振動・段差ですっぽりと抜けてしまう可能性があります。こういう要素は実物を触らないとわからないですね。
まぁ横抜き式であっても変形させて固定度を向上させればよいわけですが、カーボン・プラスチックだとこういったことができません。
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オーソドックスなボトルケージであれば「使いやすいボトル」となるでしょうが、こういった使い方をする場合は注意しておいた方が後々の面倒がありません。
・短いウォーターボトルの選択肢
FLYボトルは「高さが短いウォーターボトル」の筆頭なのでなんだか勿体ないというか残念な気がしてきますね。
バイクパッキングをやろうとすると少なくない確率でフレームバッグを使うことになりますが、フレームバッグを使うとボトルの抜き差しが面倒になってきます。
そんなわけで「横抜き式ケージ」と「短いボトル」という組み合わせはバイクパッキングにおいてとても合理的な組み合わせとなります。
FLYボトルに対してこの辺りの機能を求めて購入する方も少なくは無いでしょう。容量や入手のしやすさを考えればこのボトルが候補として筆頭です…というか、他に選択肢が無いのが現状です。
短いボトルの選択肢はもっとあって良いと思うんですけどね…。
・ウォーターボトルの固定度を上げる方法
基本的には『ボトルケージを変形させる』というやり方が王道ですが、それはそれで限界がありますし、既に書いている通り素材がカーボン・プラスチックだと不可能です。
こういった場合は、ボトル表面に特殊なテープを貼り付けて摩擦力を上げる方法があります。
特殊なテープの例
このテープが最適かどうかは分かりませんが、テキトーなプラスチックケースに貼るだけでも効果がありますので無駄にはならないでしょう…たぶん。
テキトーなプラスチックに貼る例
摩擦力そのものは普通に販売されているビニールテープの方が高いのですが、粘着性が低く水気に弱いので長期間の使用は期待できません。
この辺りのことまで考えればカラーはブラックを選んでおくのが無難ですね。
ボトルにテープを貼るというのはスタイリッシュではありませんが『実用性が最優先、余計な部分は切り捨てる』と考えればクールでもあります。
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