どこぞの感染症から派生したリモートワークの影響でイス…特にオフィスチェアやゲーミングチェアといった「長時間座って作業をするイス」が売れはじめたのが大体半年程前くらいでしょうか。ようやく値段と在庫が落ち着いてきたので新しいイスを購入してみました。
イトーキのサリダYL7です。
自転車とは何の関係もありませんが…まぁ、せっかく買いましたので感想を書いてみることにします。
・なぜイトーキなのか
まずメーカーの選定ですが、これは前の椅子もイトーキだったので『次もイトーキでいいだろう』と決めました。
イトーキをご存知ではない方にざっくりと説明すると、イトーキはオフィス家具を中心にした事務用品を作っている日本のメーカーさんです。コクヨ程の知名度はありませんが、オフィス家具界ではいい感じに中堅くらいの位置にあります。
それ以上についてはウィキペディアでも読んだ方が早いかもです。
ちなみに前に使っていたのは「レビーノ」という既に生産終了となっているモデルです。2012年に中古で買ったものなので、最低でも9年以上の使用期間を経ています。
ダメになったのはここ数か月ですね。可動域が急にギシギシ鳴り始めてガスシリンダーが荷重を支えることが出来なくなり始めました(※座ると座面が10cmくらい下がる)。
オフィスチェアの寿命がどれくらいなのかは分かりませんが、中古で買って9年使えたことを考えれば良いものだったのでしょう。もし今でも同じ状態で購入できるようであれば間違いなく買っていと思います。
一応今でも買おうと思えば買えるのですが、レビーノは背面にウレタンスポンジが使われているため劣化を防ぐことが困難となります。そのようなわけで残念ながら今更購入しても仕方がありません。
・なぜサリダYL7なのか
これについては『イスに何を求めるのか』で決まってくるのだと思います。
個人的に最優先で求めるのは『ギシギシ言わないこと』です。…いやもう本当にこれが嫌で嫌で。搭載されている機能がどうのこうの以前にこれが守られていないと我慢が出来ません。
座り心地に関してはよく分かりません。「悪い」のは分かりますが「良い」の判断基準が謎です。座ってみて違和感がないなら十分ではないでしょうか。
『ギシギシ言わない』というのは価格もそうですが機能の数も関係してきます。
イスというものは可動箇所・可動域が増えるほど異音の可能性が高くなってしまいますので、これを避けようと思えばあまりにも「機能てんこ盛り」なものは原則的に選ぶべきではありません。
…で、これを踏まえて現イトーキのラインナップ(の中でお安いもの)を見てみると選択肢として残るのは「YL3」と「YL7」です。
それ以外にもサリダには「YL6」や「YL8」といったものがありますが、「YL6」は背面がプラスチックなので超長期の使用が難しそうであり、「YL8」は座面のスライド機能という非常に危険な匂いがする個所があるので除外です。
「YL3」と「YL7」では「YL3」の方が低機能で目的には沿っていますが、背面高さが低いという点が気になり(※今まで使っていたものがそれなりに高さがある)YL7を選んだという流れです。
アマゾンのレビューを見ても悪いところは無さそうだったのが後押しでしょうか。
・サリダYL7のアマゾンレビュー
何だかんだ言ってもアマゾンレビューは参考になります。
・結局のところどうなのか
結論から書きますとサリダYL7は「使用には問題の無いイス」ではないかと思います。特筆して素晴らしいと思える点はありませんが、問題とするべき点も見当たりません。
情報としてアマゾンに載っていないものを書くと、肘掛けの上面に硬いスポンジが張ってあるくらいですね。最初はプラスチックの塊だと思っていたので肘を置いた時に『なんか柔い』と多少びっくりしました。
サリダシリーズはコストパフォーマンスに重点を置いているラインナップなのですが、サリダYL7は『その価格の中で出来ることはやります』みたいな感じでしょうか。最初から80点を取ることを目的に設計されているような印象があります。
個人的に気になる点を上げると以下の2点が出てきます。
・ランバーサポートのハリ具合が多少強い・ひじ掛けが多少ぐらつく
ランバーサポートについてはさて置き、ひじ掛けは勿体ない気がしますね…。
YL7のひじ掛けには高さ方向の調整だけでなく角度調整機能が付いているのですが、この角度調整機能を付けなければぐらつきはもっと抑えることが出来たような気がします。
この機能がそれほど役に立っているような感じもありませんので「高さ方向の調整のみ」に留めていた方が全体の完成度としては高くなっていたように思います。
…とはいえ、それ以外にはこれといった不満点はなく、ひじ掛けのぐら付きについても通常使用においてガタガタ言うほどではないので基本的には無音です。
そのようなわけで、それなりに満足…といいますか、正確に書けば失敗を避けることができたのでひとまず安心しています。
・梱包状態と組み立てについて
折角なので梱包状態と組み立てについて書いてみます。
オフィスチェアはモノによっては「そのまま」の状態で届いたりしますが、サリダYL7は分解梱包されているためセルフで組み立てる必要がでてきます。
まぁ、そんなことを言っても大物パーツがゴロゴロと入っているだけなので、組み立て作業とわざわざ言うべきような労力はありません。
段ボールの中身を取り出して並べると以下の写真のようになります。
マニュアルを見なくても組み立て可能なくらい分かりやすくなっています(とはいえネジの種類が微妙に紛らわしくなっていますので一応読んだ方が良いですが)。
注意点…といいますか、組み立て時にはスツールのようなものを用意しておいた方が楽ですね。
このような感じで座面を持ちあげないと背面パーツの取り付けが難しくなります。複数人で作業をするのであればどうとでもなりますが、個人で組み立てる場合はこのような感じのものを用意しておきたいところだと思います。
ちなみに写真に写っているスツールはニトリのものです。かなり前に購入したものではありますが、今でも販売はされていると思います…たぶん。
組み立て作業そのものは10数分もあれば終了です。六角レンチも付属していますので道具を買う必要もありません。
・購入先について
購入先にはあれこれ考えましたが最終的にアマゾンを選びました。
・サリダYL7のamazon購入リンク
ただまぁ、価格…といいますか、総合的なポイントバックまで含めればおそらくyahooショッピング(ペイペイモール)内のイトーキショップが最安となります。
・イトーキショップで販売されているサリダYL7へのリンク
なぜアマゾンで購入したかと言いますと『もし不良品が届いたら困るから』です。アマゾンは異様なくらいに顧客ファースト主義のショッピングサイトですので不具合があれば確実に返品ができてしまいます。
対して、yahooショッピング(※ペイペイモール)も頑張ってはいますが、返品対応はそれぞれのストアの任意になっていますので『不良品が届いたら結果どうなるのか分からない』のが現状です。
レビューを見る限りほぼ大丈夫っぽい感じはしましたが念のために…ということでアマゾンからの購入です。
YL7に関わらずイトーキのオフィスチェアはamazonかyahooショッピング(ペイペイモール)の二択となると思います。リスクとリターンのバランスを考えて損の無い買い物をしたいですね。
・こっちでも良かった気がする…
…と、ここまで書いておきながらもながらも『中華のお安いチェアで良かったのではないか?』と思っていたりします。
実際に以下のイスと最後まで迷いました。見た感じほとんど同じなんですよねぇ…しかもお値段は半額です。
ひじ掛けの角度調整が無い(っぽい)ことを考慮すればむしろ使い勝手としては優れていると言えなくもありません。レビュー内容を見ても不安な点が見つかりませんし。
多分YL7とほとんど同じだと思いますこれ。
拝啓、お尋ねします。貴殿のサリダYL7は、China製でしょうか?写真の箱ではMadein japanが確認出来ないのです。当方個人でChina製を購入しない方針ですのでご返事お待ちもうしております。
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