世間様と比べて食欲が強い人間というわけではない(ような)ので、食材に対しては基本的に無頓着です。「量より質」を選ぶようなことは滅多にありません。
とはいえ、だからといって『美味しいものを食べたい』という欲求が無いわけではありません。お高い食材を購入するのでは躊躇しますが、ちょっとした手間で美味しくなるのであればウェルカムです。
…というわけで、お安い輸入鶏肉を美味しく仕上げる万能ストックの作り方的なものを書いてみます。
このストックを冷蔵庫に常備しておけばいつでもご馳走が!…というのはちょっと大袈裟ですが、ちょっとした手間で十分な美味しさの料理を楽しめるようになります。
・用意するもの
では、内容に入っていきましょう。用意するものは以下となります。
・ブラジル産冷凍鶏もも肉・玉ねぎ・にんにく・塩麹(チューブ形状だと楽)
ブラジル産鶏もも肉(※別にブラジルでなくても良いですけれども)は業務系のスーパーで400円/kgくらいで販売されています、安い!
玉ねぎに関しても業務系のスーパーでまとめて買うとお安く済みます。にんにくについても中国産で十分です。
塩麴は可能な限り用意されるようにして下さい。絶対的に必要というわけではありませんが、これが無いと肉の臭みが緩和されないですし(※お安い輸入冷凍鶏もも肉はこの辺がきつい)、味も大きく落ちます。
・作り方
では作り方に入ります…といってもわざわざ説明するものでもないのですが。
材料で想像が付いている方も多いと思いますが、単に『玉ねぎ・にんにくをすりおろして塩麴を混ぜた物体(?)に小さく切った鶏もも肉を漬け込む』というだけです。
一応手順を書き出すと以下のようになります。
(1)鶏もも肉を小さく切ってビニール袋に入れる(2)玉ねぎとにんにくをすりおろす(3)すりおろした玉ねぎ・にんにくを鶏もも肉を入れたビニール袋に加え、更に塩麴を入れる(4)混ぜ合わせてから冷蔵庫で一晩寝かせる
すりおろし器が無い場合は100均で購入しましょう。
ちなみにですが、100均のすりおろし器は「ナカヤ化学産業株式会社」というところが作っているものがおすすめです。雑貨屋においてある中途半端な値段のものよりよほど良い仕事をします。
・ナカヤ化学産業株式会社の公式HP
玉ねぎについてはすりおろした後に電子レンジをかけおくとGOODです。玉ねぎ独特の「生っぽさ」が軽減されますので後々の調理を楽にするときに楽になります。
これくらい簡単であれば手間とも感じないのではないでしょうか。3日くらい普通に持ちますので腐らせるようなことは無い…はずです、たぶん。
分量の比率についてはざっくり以下のような感じです。
・鶏もも肉 → 250g・玉ねぎ → 1/2個・にんにく → ひとかけら・塩麹 → おおさじ2くらい
玉ねぎはあまり量を増やし過ぎると後々の調理で困る場合がありますので、基本的には手加減した方が失敗が減ります。
にんにくについては必ずしも必要というわけではありません。さっぱりした味を作りたいのであれば減らして良いですし、『入れない』という選択肢もあります。
塩麹については減塩意識がある場合はおおさじ1でも問題ありません。ただ、この場合は二晩くらい寝せた方が良いかもです。
・アレンジのパターン
では最後に『これがあるとどんな料理が作れるのか』ということに入りましょう。
例えばですが、以下のような料理が作れます。
・カレー粉とケチャップを混ぜて焼く → タンドリーチキン的なもの・カレー粉とコンソメを入れて煮る → カレースープ的なもの・トマト缶とコンソメを入れて煮る → トマトシチュー的なもの・牛乳とコンソメを入れて煮る → クリーム煮的なもの・鶏ガラスープと生姜を入れて煮る → サムゲタン的なもの・赤ワインで煮る → なんかそれっぽいやつ・ビールで煮る → なんかそれっぽいやつ
調理時間はどれも10分くらいですので時短にもなります。
漬け込んだ玉ねぎをどうするのかは好みですが、個人的には全ての場合においてそのまま調理して頂いています。捨てるもの面倒ですし勿体ないですからね。
面倒であるなら黒コショウをかけて焼くだけでもOKでしょう。ブラジル産冷凍鶏もも肉とは思えない味になっているはずです。余裕があるなら炭火で焼くと更にファンタスティックになります。
ちなみにですが、タンドリーチキンの味が決まらない場合はめんつゆ(※甘い味系のものが望ましい)をちょろっといれると決まったりします。
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