自転車に特に興味がないユーザーからスポーツサイクルにおけるシリアスレーサーにまで幅広い人気を誇っています。これもシティサイクルからサイクルロードレースやMTBまで様々な種類のタイヤを作っているからに他なりません。
それほどの数の商品があれば存在価値がよく分からないものがラインナップされるのもまた仕方がない話と言えましょう。
グラベルキングSK(32C)がそれです。
このタイヤは様々なことをやろうとして逆に失敗したタイヤといえます。映画なんかでも「あれもこれも」と詰め込みすぎるとろくなことになりませんが、それと同じ現象がこのタイヤにも起きています。
オンロードではずるずると滑り(下りを攻めると本当大変なことになるのでやめましょう)、オフロードではまるで噛みついてくれません。軽量であることすら裏目に出ている気がします。
この浅いノブは32Cではほとんど何の機能も果たさないといって良いと思います。スリックタイヤよりは「グラベルしてます」が、だからといってこの程度では実用とは言い難いものがあります。ほどよく機能するのは固められた砂道くらいでしょうか。
SKは40mmくらいのボリュームが無いと機能しないタイヤでしょう。それ以下であればノーマルの方を選んだ方が幸せになれるはずです。
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