☆☆★ UMIDIGI A3X購入レビュー、カメラ性能以外は文句無し!

UMIDIGIという会社の名前をご存知の方は相当少ないと思います。

この会社は中国の新興スマートフォンメーカーです。中国は物流量がすごいのでこの手のアッセンブル工業製品が大得意です。日本だと考えられない速度で新しいメーカーがどんどん誕生します。

UMIDIGIもそんなどこにでもある中華系スマートフォンメーカーだったのですが、2019年の終わりに世界最安価格でアンドロイド10を搭載したエントリークラスのスマートフォン「A3X」と「A3S」を発売して一気に知名度を上げました。

個人的に使っているスマートフォンがそろそろ限界に近く(もうすぐ4年目)、アリエクスプレス内で更にセールが行われていたことに便乗して買ってみたのでレビューをしてみます。

ちなみにUMIDIGIは「ユミディジ」と発音するらしいです。


購入したのはA3Xの方です。A3Sよりスペックが高く設定されています。

自転車とは直接は関係ありませんが…まぁ地図を見たり天気を調べたりと割と密接なツールなのでこのブログで書いてもそこまで違和感はないでしょう。


・UMIDIGI A3Xを購入し、使ってみた感想

…というわけでレビューです。

なるべく公平的に書いていきたいので、良いところと気になるところをそれぞれ5個ずつ箇条書きにして紹介するかたちにしてみました。

良いところ① 必要十分なスペック

性能は必要十分です。『ネットが出来てラインが使えて地図が見れればそれでいい』という場合であれば全く困らないと思います。

ベンチマークとしては限りなく最弱ですが一般的な操作でフリーズするようなことはありません。以前使っていたスマートフォンにはGPSコンパスが入っていなかったので地図を見る時に手間でしたが解消されて嬉しいです。

参考までにAntutuのベンチマークを出してみると下のようになりました。


ゲームとかをやらない場合は困りません。youtubeの動画もきちんと再生されます。

良いところ② DSDS+SDカードの3スロット!

個人的にはこれが守られていないSIMフリー端末は買えません。


SDカードは256GBまで対応と記載されており、実際に差し込んで動作することを確認しました。

良いところ③ 画面の発色が良い

iphoneレベルとは言いませんが液晶画面の発色が良いです。曲面ガラスの影響なのでしょうか、濃淡がはっきりしていて文字が見やすいです。

まぁこれについては今まで使っていたものが古すぎるという可能性もあります。

良いところ④ 実は専用ケース付き

『ケースは端末が届いてから探せばいいかな?』と思っていたら既に箱に入っていました。


ケースまで付けてこの値段とは…。オプションで儲けようとするビジネスをやらないところには素直に好感が持てます。ちなみに質感は固めのシリコンのような感じです。

これについてはもしかしたら購入先が関係しているかもしれません。おそらく同梱されているとは思うのですが、もし購入されるのであればケースの有無は事前に問い合わせをした方が正解です。

良いところ⑤ コンパクトなサイズ感

サイズ感が小さくて良いです。

SIMフリーのスマートフォンで安価なものはサイズが大きいものが多いので、これくらいのサイズの端末は貴重です。ちなみに寸法はケースを付けた状態だと「縦150mm×横73mm」くらいになります。

個人的にA3X購入の決め手になったのはこれです。自転車において大きいスマートフォンはとても邪魔な存在となります。

どうしてスマートフォンは大型化しているのでしょうね、iphoneSEなんてツールボトルにすら収納できるというのに…。

気になるところ①  側面のボタンがこわい

ボタンがかなり飛び出ているため誤って押してしまいそうでちょっとこわいです。


バッグの中に入れているとふとした接触で押されてしまうことがありそうな…。

気になるところ② カメラ性能が低い

この値段のスマートフォンにこんなことを書くのもどうかと思ったりしますが、カメラ性能はよろしくありません。

正確に言えば「レンズの性能がよくない」と言った方が近いでしょうか。解像度が高くても発色が全体的にぼやけてしまうような感じがします。

実際にUMIDIGI A3Xで撮影した写真を1枚貼ってみます。


サイズを変更してはいますがそれ以外は未加工の状態です。まぁデジタル撮影に加工もなにもないとは思いますけれど。

比較のために今度はiphoneSEで撮影したものを貼ってみます。


iphoneSEの方が明らかに発色が整っていることが分かります。あと2年くらいすればこの価格帯でもF値1.8くらいまで上がったトリプルレンズになっているのかなぁ…。

実際の画像で確認されたい場合は下のリンク先からダウンロードされてください。

・photo-umidigia3x-iphonese(uploaded)

スマホからでもダウンロードは(たぶん)出来ます。

気になるところ③ ノッチは結局のところダメなのでは?

これについては好みの問題かもしれませんが、個人的に画面上部にあるノッチが役に立っている気がしません。こういうものは実際に使ってみないと分からないですね。


何故ダメなのかと言いますと、最上部バーの通知領域が狭くなってしまうからです。

複数の通知が来ている場合は画面をスライドさせないと内容…というかどんなアプリからの通知なのか分かりません。

ガンガンにスマートフォンを使う方であればそもそも通知領域では対応できないので関係ないかもしれませんが…。

気になるところ④ かなりの重量感

最近のスマートフォンとしては普通なのかもしれませんが結構な重さがあります。


ケースを付けた状態で実測するとこのようになりました。SIMカードとSDカードを入れていない状態での計測なので、それを含めると「ほぼ200g」といったところでしょう。うーん…この画面サイズにしてはやはり重い気がします。

サイズが小さめなので片手で操作することは不可能ではありませんが、それでも長時間はむずかしいと感じます。

気になるところ⑤ アンドロイド10が難しい

まだまだ触り始めた段階ですがアンドロイド10はかなり難しいOSのような感じです。

高機能になった分だけ設定しなければいけないことが増えているというか、特に通知に関する設定が複雑です。『ここの設定はどうするのだろうか…』とちまちまと検索しなければいけないので結構大変だったりします。

まぁこれについては一度設定してしまえば問題の無い話でもあります。

その他のアレコレ

これといったものは無いのですが備考として。

・電源ランプは充電時の状態にリンクしています。バッテリーが少ない状態で充電すると赤くなり、バッテリーがある程度充電されたら緑色に切り替わります。

・付属している専用ケースにはストラップ用の穴っぽいものが空いています。ただ、素材が柔らかいので長期間の使用は難しそうです。

・特別な操作をしなくても本体はそれなりに発熱します。ケースを使わずに操作するのは難しそうな感じがします。

<総評> よく出来てることは間違いないが…

やはりカメラ性能が気になるなぁ…と。

この値段でここまでのものが販売されるのは確実に驚くべきことです。10年くらい前に買ったソニーのエントリースマートフォンや今は無きfreetelのエントリー機種は基本的な操作ですらフリーズしていましたし。アレから比べるともはや未来の端末と思えます。

とはいえ、スマートフォンはとても身近なものであり毎日触り続ける道具です。

『毎日使うものであるなら高くても良いもの買った方がよい』という考え方もあるでしょう。そう考えると「1万円以下」という謳い文句に価値があるのか分からなくなってくることも確かです。

あと+1万円してもいいからソニーのF値1.8レンズを使ったトリプルレンズカメラになって欲しいです。そうしたら本当に何の文句もありません。 サイズに関してはほぼ不満はありません。理想を言えば縦方向にあと1.5cmくらい短くなって欲しいのですが…。 
 
とはいえ、値段が値段ですからねぇ…。 この価格でこれだけのものが買えるのであれば十分すぎるコストパフォーマンスというものでしょう。

・購入先について

購入先はアリエクスプレス内のUMIDIGI公式ストアから行いました。

amazon内でも販売されてはいますが公式ストアより高いのであまり面白くありませんね。

UMIDIGI A3X SIMフリースマートフォン Android 10 HD+ 5.7インチ ディスプレイ 2 + 1カードスロット 16MP+5MPデュアルカメラ 13MPフロントカメラ グローバルLTEバンド対応 両面2.5D曲線ガラス 3GB RAM + 16GB ROM(256GBまでサポートする) 顔認証 指紋認証 技適認証済 au不可「グレー」」
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