☆☆☆ EC90のサドルで沼から脱出しよう② ~完結~

ついにサドル沼の終焉でございます。

EC90のサドルが良く出来ていたのでシリーズをまとめて買ってみましたら『ベスト』が出ました。満足度で言えば96%くらいでしょうか、これ以上のものを探すのは愚かというものですね。


…というわけでそのサドルがこちらです。

相変わらずこのシリーズは名前が無いので分かりにくいのですが、寸法で言えば「縦240mm×横140mm」と記載されているものです。まぁ中華製品はこの辺の数字が必ずしも正しくはなりませんけれども。

側面から見ればこんな感じです。


前に使っていたEC90よりもかなり薄い印象がありますね。

<関連記事>
EC90のサドルで沼から脱出しよう

NEWサドルの特徴は「この薄さ」にあると言えるのでしょう。

自転車のサドルは大雑把に言えばウレタンスポンジで荷重を吸収するものと、サドル面をしならせて荷重を吸収するものの2つに分類することが出来ます。

ウレタンスポンジで荷重を吸収するものは要するにママチャリについているようなもので、サドル面をしならせて荷重を吸収するものの代表は「スパイダーサドル」と呼ばれるものになります。

<関連記事>
スパイダーサドルはとりあえず試してみよう!

スパイダーサドルは(中華製品の場合は)値段としてもお安いですし、見た目としてユニークなので使っていて楽しいのですが、やはり相性があります。プラスチックオンリーだと長距離はきついという場合も多いでしょう。

今回のサドルは『基本的にサドル面をしならせて対応しながらも必要最低限にウレタンスポンジを張り付けてある』という感じです。

スパイダーサドルの進化版…というか+α的な要素を加えたものといえば良いのでしょうか。このバランス感が何ともすばらしい。


前のEC90の方がエンデュランス性だけに関しては若干上のような感じもしますが、こちらのEC90は「より幅の広い踏み方」に対応している感覚があります。

具体的に言えば、新しいEC90はゆるく踏んでも強めにガシガシ踏んでもサドル面から受ける負荷がほとんど変わりません。前のEC90ではペースを変えるとやや違和感が発生していましたからね。

常にゆるく踏み続ける場合は前の方が楽ですがそこはゆとり系ホビーライダー、そんな器用な真似が出来るわけもありません。登り坂になればテンション下がりますし、下り坂になればどうしても強く踏みたくなります。一定を維持するのは難しいのです。

ここまでの対応力があるとは…EC90おそるべし。


実測重量だとこんな感じになりました。ちなみに公表重量は220gと記載されています。

カーボンサドルだと100gを切るのが普通だったりしますが…もう十分でしょうこれで。「パッド付けてクロモリレールに変更して+120g」と考えればむしろカーボンサドルより高性能とも言えるのではないかと思ったりもします。

今現在サドル沼にずぶずぶな方は脱出するチャンスかもしれません。ちなみに色はブラックの他にホワイトとレッドが用意されています。
 

・新しく投稿した記事

0 件のコメント :

コメントを投稿