中華メーカー「PRO HONSUN」のアロイステムです。お値段は2000円程度、異様に安い。
販売側としてはXC/AM用としてラインナップしているような感じですが、長さが80mmと現在のトレンドからすればちょっとずれています。ワイドハンドルバーにはショートステムが原則ですからね。
このステムのすばらしいところはCNC削り出しよる精度の高さとアングル(角度)です。
角度ゼロ!すばらしい!…塗装のデザインが邪魔ですけれども。
世の中にステムは山のようにありますが角度が付いていない0度のステムは非常に少数です。しかも0度ステムはMTB用であることが多いので『長くても50mmくらいまで』という場合が大部分だったりします。
見た目もストレート形状でなので非常にスマートです。この形状で削り出すとステムで不可抗力的に発生してしまう「くびれ」がうまれません。ソリッドなルックスが実にクールと言えます。
Thomsonは50mmを超えると見た目がドラえもんの手みたいになりますからね…。
<関連リンク>
Thomson Elite X4 MTB ステム(chainreactioncycles)
フラットバーだとそれほど気にならないのですがドロップハンドルだとちょっと…。
ステムの角度は自転車の見た目において思いのほか重要な要素です。ロードバイクだとこれは更に顕著になり、もっと言えばスローピングがきつければきついほど影響を強く受けます。
スローピングフレームのロードバイクで見た目を整えようとすればステムの角度は以下の二択です。
・トップチューブと同じになる角度
・ゼロ度
要するに『トップチューブのラインと平行にする』か『ヘッドチューブのラインと直角を作る』かのどちらかということですね。
世に言う「水平ステム」が美しく見えるのは原則的にホリゾンタル限定です。スローピングフレームでやってもプロポーションは整いません。
より正確に言えば悪手です。突き出し長さが確保できるのであれば成立しないこともありませんが、長さがショートだとクロスバイクをドロップハンドル化しかように見えてしまう可能性があります。
TTと揃えるかゼロ度にするかは好みです。ただ、突き出し長さが確保できない場合は下手にそろえようとするよりもゼロ度にした方が全体のバランスが整う場合が多いです。
CNC加工の精度もすばらしいです、小さめのトルクでもきちんと固定できます。
実測重量は以下のようになりました。
ロードステムとしてはちょっと重いですが許容できなくもありません。
ちなみにパッケージの袋にカタログスペックのシールが貼ってあります。
これは分かりやすい。
使用感は中々にガチガチです、この辺りはXC/AM用といった感じでしょうか。タイヤにある程度のエアボリュームが無いとロードバイクではちょっと負担が強いかもしれません。
難点としては筒状ではないことがあげられそうですね。サイコン等のアクセサリを取り付ける場合がちょっと面倒といいいますか、スマートにいかないかもしれません。
とはいえ、ここまで安価に高精度の0度ステムが買えること考えれば不満ということもないでしょう。0度ステムは本当に選択肢が少ないので気になる方は要チェックです。
<参考までの販売先URL>
購入先は相も変わらずアリエクスプレスです。
海外通販については以下のURL先の記事にメリットになる情報を書いたりします。アリエクスプレスでアカウントを作る場合の注意点や獲得クーポンについても書いているので参考にされてください。
参考として実際に商品を購入したURLを載せておきます。時間経過と共にリンク先が消える可能性もあります。その場合は任意で検索されてください。
購入は自己責任の範囲でね!
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