☆★★ WELLGOのB249は買わない方が正解かもしれません

実売価格1000円程度でありながら重量とカタチの面で良さげなパフォーマンスを誇るウェルゴのペダル「B249」を買ってみたので感想及びレビュー的なものを書いてみます。


ちなみにクロスバイク(エスケープR3)用として買いました。

最初に書いてしまうとあまりおすすめはできないペダルといった印象です。


・街乗り自転車に適したペダルとは

フラットペダルというものは、原則的に高性能になる従って街乗りに適さなくなります。

何故かと言いますと、『高性能なフラットペダル=ソールへの喰い付きが良い=靴へのダメージが強い』という図式が出来上がってしまうからです。

DMR-12

上画像のようなMTB用のペダルは踏み面のネジ(※専門用語でイモネジといいます)が飛び出しており、この部分が靴のソール部分に突き刺さることで固定度を稼ぎます。

MTBであればこのような仕様になっていないと危険性が高くなる(※ペダルの踏み外しは大事故に関わる)ので「当然」だと言えますが、街乗りユースであればちょっと考えものです。

どうでもよいシューズや使い捨てのシューズであるならこちらの方が良いでしょう。しかしながら大事にしたいシューズだとそうはいきません。

革靴なんかを使ってしまうと結構な致命傷となります。ペダル位置をずらすときにアッパー部分で持ち上げますからね。これは一度やるだけで取り返しの付かない傷が入ります。

そのようなわけで街乗り用のペダルは色々な面で「ほどほど」が良いと言えます。喰い付きが無さすぎるのはそれはそれで大問題ですが、ありすぎてもよろしくないわけです。


そういった意味でB249はとても理想的です。

・軸、精度、メンテナンス

個体差なのかもしれませんが、届いたペダルは片方(右側)が微妙に軸が曲がっている…ような感じでした。

まぁこの辺りは実際にある程度使い込んでいかないとはっきりしない部分でもあります。基本的に安価なペダルは未使用だと上手く回りません。使い込んで適度に油がぬければクルクルしだします。

ただ左側とくらべると明らかに回転に「引っかかり」があるんですよねぇ…。果たしてどうなることやら。

『メンテナンスをすることで改善するのであれば』と言いたいところでもありますが、このペダルはDU式なのでメンテナンスのハードルが結構な高さにあります。


このタイプは6角ソケットを突っ込んでぐるぐる回せばシャフトが抜けるというものではありません。言ってみれば圧入式です。取り外しには専用工具(pilot bearing puller等)が必要となります。

そしてこの専用工具のお値段がまたお高い。そんなことをするくらいならペダルを買い替えた方が圧倒的に低疲労・低予算です。少なくともこのペダルにそんなことをする価値は見いだせない…。

価格が価格なので『こんなもの』と言えばそこまでですが、あまりおすすめ出来る感じではありませんね。2000円出してそれなりの中華ペダルを選んだ方が幸せになれそうです。

・購入先セラーについて

このペダルは以下のセラーで購入しました。
https://a.aliexpress.com/_mP61gTZ

偶然なのかもしれませんが注文から1週間と恐ろしい速度で届きました。地方在住だというのに…。

アリエクスプレスはキャッシュバックサイトと連携することが可能になっており、未登録の場合は初回使用で10ドルの現金をリターンすることができます。これついては以下のリンクに詳しい内容を書いているので参考にされてください。
https://hitoriroadbike.blogspot.com/kaigai-tuuhan.html

amazonでもほぼ同額で販売されていますが大抵の場合で発送元は中国です。
 

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