・GIANT ESCAPE R3 / Aluminium Gravel Crossbike

ジャイアント社のクロスバイク「エスケープR3」。日本国において『最強の自転車』の異名を誇っていると(思われる)圧倒的定番のクロスバイクです。 


年式は2015年モデル。フロントシングル化と大型タイヤの合わせ技でツーリング&グラベルっぽい仕様にしています。街乗りから軽度の未舗装路まで進める多用途な自転車です。


<SPECIFICATIONS>

・フレーム:ALUXX-Grade Aluminum OLD130mm
・フロントフォーク:Cr-mo
・ボトムブラケット:ノーブランドスクエアテーパー
・クランク:中華ノーブランド(170mm)
・チェーンリング:中華ノーブランドナローワイド(34T)
・リアディレイラー:Shimano Deore M6000-GS
・シフター:Shimano Deore M6000
・スプロケカセット:SUNRACE CSMS0 11-36T(10S)
・ブレーキレバー:ノーブランド
・ブレーキ:TEKTRO RX1
・ホイール:Prime Peloton V2
・タイヤ:MICHELIN WORLD TOUR(35C)
・ペダル:WELLGO B249
・サドル:BioFlex Ozone
・シートポスト:ノーブランド
・ハンドルバー:ジェイミス(720mm)
・ハンドルステム:BRAND-X(90mm)
・バーグリップ:ノーブランド

・サイクルコンピューター:GARMIN Edge 200
・スタンド:中華ノーブランド片足センタースタンド
・ベル:BBB Loud and Clear Bike Bell
・ボトルケージ :中華チタンケージ
・ハンドルバーバッグ:ROAD RUNNER BAGS Burrito
・マルチバッグ:WOLFTOOTH B-RAD Roll-Top Bag

重量 10.65kg(※バッグ未装着時)

<REVIEW>

念頭においたのは「お金をかけずにどこまで快適にできるか」とういうことです。
 

大部分が手元に転がっていたパーツの流用品になります。リム幅の関係でホイールだけ変える必要がありましたが、それを除いたら6000円くらいしか使っていないような気がします。

ギアはフロント34T/リア36Tと低ギア比です。あらゆる用途で使うことを想定しているためこれくらいが程よい数値となります(重いですし)。一時期リアを42Tまで大きくしていたことがありましたが結局は出番が無かったのでこうなりました。

舗装されていない道に突っ込む場合はタイヤを40Cまで太くすることがあります。MTBのようにガレ場に突入することは流石に出来ませんが、砂道や砂利道くらいなら何とか走れます。


エスケープはキビキビとしたスポーツテイストが売りのクロスバイクですが、このような感じで悪路寄りにしても遊べたりします。

<DETAIL>

構成品の9割が流用品であるのでこれといって特別なパーツはありませんです。

・ALUXX-Grade Aluminum

ジャイアントのアルミは本当に良く出来ていますね。これだけ足回りを重くしているにもかかわらずまだ加速感が残っています。


現在のトレンドを考えるとタイヤ太さはさらに大型化していくはずですので、新しいものはよりオフロードに寄ったものが展開されると思われます。

フロントフォークを変更していない理由は太いタイヤを付けるためです。ディスブレーキまで視野に入れれば更に大型化もできますが、流石にそこまでやる気にはなれません。

・中華スクエアテーパークランク

フロントシングル用のスクエアテーパークランクです。

 
重量が随分ありますがデザインとしては悪くありません。チェーンリングを小さくし過ぎるとチェーンが接触しますので注意ですね。

<詳細記事>
ACTIONと書いてあるスクエアテーパー中華クランク

クランクに関してはいずれ変えたいと思っていますがタイミングが中々合いません。

・中華ノーブランドナローワイド(34T)

「ZRACE」という謎メーカーのチェーンリングです。中華サイトでワンコインで買いました。

<詳細記事>
500円で買える中華ナローワイドチェーンリングZRACE

8Sチェーンだと干渉音が強めに発生していたのですが、10Sチェーンに変更するとなぜだかほとんど鳴らなくなりました。

・Shimano Deore M6000(10S)

他完成車で不要になったコンポーネントです。自転車趣味ではこういった「お下がり」的な現象が頻繁に起こります。

 
シマノのMTBコンポーネントはリアディレイラーにスタビライザーが付いているので良いですね。スプロケットの対応幅もM5100から50Tまで広がりましたのでスラムに見劣りしなくなりました。

・SUNRACE CSMS0 11-36T(10S)

中華製のそこそこに軽いスプロケです。


これといって特に書くことがありませんが、変速数を増やす場合は11Sの方がおすすめだったりします。10Sの軽量スプロケットは需要がないため11Sよりも高額になります。

・Prime Peloton V2

高いコストパフォーマンスを誇るPrimeのエントリーホイールです。

<詳細記事>
Prime Peloton V2は最強のエントリーホイール

スポークテンションが弱めなのでそこだけは手を入れる必要が出てくるかもしれません。

・MICHELIN WORLD TOUR(35C)

世界的定番ツアラータイヤの一つであるミシュランのワールドツアーです。

<詳細記事>
MICHELIN WORLD TOURで気軽な旅をはじめよう

サイドスキンが入っているのでドレスアップ効果もありますね。


グラベル系の未舗装路を前提にする場合は別のタイヤに変更することもあります。

<詳細記事>
Schwalbe Smart Sam Performanceでグラベルライド!

ノブ付き700C用タイヤとしてはおそらく最安なのではないかと思われるタイヤです。問題が無いわけではありませんが面白いです。

…とはいえ、このフレームだと40Cはクリアランスがかなり厳しくなるのでオススメは出来ません。MAXは38Cだと思っておいた方が安全です。

また、この場合は他の自転車からホイールを一時的に流用する場合もあります。

<詳細記事>
Ritchey Classic Zetaであらゆる自転車をグラベル仕様に

知る人ぞ知るユニーク・ホイールです。

・BioFlex Ozone

大昔に購入してそのまま放置していたBioFlexのOzoneを付けています。


重量がとんでもないことになっていたりするのですが、ルックスのバランスを考えるとボリュームのあるサドルの方がフィットします。

ちなみに本格的な未舗装路を走る場合はこの手のコンフォートサドルはよろしくありません。

正確に書けば「意味が無い」といった感じでしょうか。未舗装路を走る場合はサドルに対してお尻を半分浮かせるような感じになりますのでクッション性があったところで活かされません。

・WELLGO B249

ペダルは定番メーカーのウェルゴから「B249」を付けています。

性能としては可もなく不可もなくといった感じでしょうか。最初はシャフトがやけに固かったですが、今ではとりあえず回ってくれています。

<詳細記事>
WELLGOのB249は買わない方が正解かもしれません

…とはいえ、わざわざ選ぶ必要のないペダルであることも確かです。がっつり踏みたい場合はMTBユースのペダルが良いですね。

・ジェイミスアロイハンドルバー(720mm)

その名の通りジェイミスの完成車についていたハンドルです。余っていたので付けています。


一時期中華カーボン付けていたこともありましたが、結局は『余計なことを考えずに済む』ということで金属になりました。

ステムはBRAND-Xの金属ステムです。低価格ながら高精度の素晴らしい逸品でございます。中華市場の金属ステムは精度が悪いことが多いのであまりよろしくありません。CNCで削り出されたものは別ですが。

バーグリップは中華購入のノーブランド品です。


使用感は可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。グリップ感はありますがクッション性が無いので使用感がダイレクトに来ます。

ハンドルバーとの相性が良くないのか上手く固定できなかったので内側に摩擦材をベタベタと塗っています。

<詳細記事>
MOTOREX Carbon Pasteでカーボン製品のリスクを下げる

使い切れないほど余っていますのでこういう場合はここぞとばかりに塗ります。

やっぱりバーグリップはRACE FACEのGRIPPLERが良いですね。

<詳細記事>
RACE FACE GRIPPLER LOCK ON GRIPS(33mm)でオールロード!

素晴らしいブリップなのですが比例して値段もお高いです。

シートポスト・クランプは完成車状態から変えていません。理想的にはThomson辺りが欲しいところですが、盗まれたときのダメージが怖いので購入できないという状態です。

<ACCESSORIES>

ある意味では本体よりも大事になるアクセサリー関係です。大部分が他の自転車との兼用だったり購入したきり使っていないものだったりするので予算はほとんどかかっておりません。

アクセサリーは頻繁に付けたり外したりを繰り返します。本体が盗まれるよりもこちらが盗まれる方がショックです。

・GARMIN Edge 200

史上最強サイコンとして(自分の中で)名高いガーミンの「200」です。GPS計測はセンサーがいらないので使い回しが効きます。


今現在はついに在庫が尽きてしまったようですね、購入当時は5000円くらいで買えるお値段だったのでちょっと残念です。

<詳細記事>
GARMIN Edge 200はとりあえず買っておくべき

速度を測る必要はそれほどないのですが、ガーミンコネクトのログがとれるのはかなり便利です。後から振り返ったときによく分からない楽しさがあります。

キャットアイのサイコンは廃盤となっているCC-VT210Wです。取り外しても良いのですが、「お下がり先」が無いため付けっぱなしにしています。

・WOLFTOOTH B-RAD Roll-Top Bag

こちらもツールボトル関係ですが、上で紹介したものと違い服を入れたりタオルを入れたりといった用途で使っています。




どんな場所にも取り付け可能な万能アイテムです。

<詳細記事>
WOLFTOOTH B-RAD Roll-Top Bagを徹底的にレビューする

価格としてはやや高額なアクセサリーですが、用途と使い勝手を考えればむしろお得であるとも言えます。自転車の積載量を手軽に増やしたい場合はおすすめです。

・BBB Loud and Clear Bike Bell

BBBの定番ベルです。用途の関係上付けてはいますが未だに鳴らしたことがありません。

ベルを付けているのはルックスによるところが大きいですね。ハンドル回りに黒が増えてしまった場合はこのような感じでワンポイントに白を入れると全体が締まります。 

・中華ノーブランド片足センタースタンド

お値段400円ほどのスタンドですが、極めて便利だったりします。

<詳細記事>
中華片足センタースタンド最強説に1票を投じる

重量としても特に負担にはならない程度です。クロスバイクには標準装備でいいのではないかと感じます。


…とはいえ、未舗装路をガンガン行く場合は危険になるので外しましょう。

・中華チタンケージ

ボトルケージは無駄にチタン製を付けています。単純に余っていただけではありますが、ワンポイントでこういうものが入るのは悪くありません。


チタンのよいところは重量が軽いことではなくボトルに色移りしないことですね。塗装されているものは稀に色がうつる場合があります

<詳細記事>
中華チタンボトルケージは軽量化ユーザーを救えるか

まぁ別にボトルに色が付いたところで何がどうということはありませんが、どうせなら汚れない方がすっきりします。

ちなみにラファのボトルも中華購入品です。

<詳細記事>
中華で売ってるラファのウォーターボトルは限りなく本物

よく分かりませんがたぶんオリジナルと同等だと思います。ロゴだけでも結構な高級感が出ます。

・ROAD RUNNER BAGS Burrito

コンパクトなサイズ感が特徴的なハンドルバーバッグです。


ロードバイク用に買ったものですが、結局フラットバーに付けることになりました。

<詳細記事>
ROAD RUNNER BAGSのハンドルバーバッグはロード乗りを救えるか

何だかんだで便利ではあります。

最後にここだけ変えたい…

「おカネをかけないこと」をコンセプトとして決めているのでどうしようもないのですが、ペダルとクランクは変えないといけないなと感じる部分があります。

ペダル・クランクはちょっと拘るだけであっという間に万単位になってしまいますからねぇ…。

フラットペダルはDMRのV12が好きでこれ以上は無いと思っているのですが、同じ物を買うものそれはそれで面白くない感じがするところで。

クランクに関しては中華のGXPマウント規格のものを再度購入するとは決めているのですがカラーリングを決めきれずにいます。
 

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