正確に言えば「作り始めました」といった方が近いでしょうか。GY社が自転車タイヤ参入したのはわずか2年ほど前です。モータータイヤとして創業120年の歴史を誇るGY社からすればカウントするのもまだ早いくらいなのかもしれません。
…で、そんなグッドイヤーさんのタイヤがちょっと前にかわいそうなくらいの安値で販売されていたのでお買い求めてみました。
商品名はPeak Premiumと言うらしいです。サイズは650B(27.5)、太さは2.25インチ、種類はチューブレスになります。
・期待を裏切る重さ
いきなりですが、このタイヤはかなり重いです。
実測重量
まさかの750g超。
こんなものと言えばこんなものかもしれませんが、それでも650Bの2.25インチでこの重量はかなりきびしいものがあります。MaxxisのAspen辺りと比べれば雲泥の差です。あちらは2.1インチながらも600gを下回ります。
ちなみにPeak Premiumはメーカーサイトだと715gとなっています。
・Goodyear Peak(たぶん公式サイト)
https://www.goodyearbike.com/product-page/peak
710gと750gはかなり違うと思いますけどね…。
・思っていたより転がる
では実走のレビューに入ります。本格的に乗り込んでいるわけではありませんが想像していたよりも良かったです。商品案内に記載されてている『超スピーディな商品です』というのは嘘ではありませんでした。確かにスピード感のあるタイヤです。
硬めなのでオンロードでも転がりますし、ノブは低いながらも思いのほかグリップを感じます。一言でいうなら「オーソドックスなクロスカントリータイヤ」といった印象です。
・チューブレスの難易度
書く必要もないかもしれませんがチューブレスでセットアップしています。ビード上げは相も変わらず<いつも使っている普通の空気入れ>で行いました。この場合は『シーラントを入れないと無理』だと想定しておいた方が良いと思われます。
ビードの硬さは『かなりストロング』と言って良い硬さです。この辺りはリムとの相性もありますが取付中に両手人差し指の皮が剥けました。
ビードの精度は良好です…たぶん。WTBの廉価リムでもエア漏れが起きないのでそう判断してよいのではないかと。
ビードが硬めなだけで全体として特に困る要素はありません。
・この価格なら文句を付けれないけれども
Peak Premiumのお値段はwiggleセールにおいて2000円です。いつまで買えるかどうか分かりませんが。https://www.wiggle.jp/
圧倒的なお得感。チューブレスでこの値段はまずありえません。普通であれば2000円だとワイヤービードクリンチャーが買えるか買えないかというラインです。もしかしたら「歴代最安」のチューブレスタイヤなのかもしれません。
この価格に文句を付けるのもどうかと思いますが、それでもやはり750g超という重量はきついものがあります。競合品を探せば100g軽いものもありますし。
いっそのこと<スリックの方のグラベルキング>を選ぶというのも面白いです。こうすれば前後で500g近くのダイエットが可能になります(※1.9インチで520g)。街乗りであればブロックパターンは不要ですし。
…まぁハヤブサ先生をチューブレスにすればグラベルキングを超えるピーキーXCタイヤになると思ったりもしますが。
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こちらはわずか360gしかありません。エア漏れの可能性とトレードオフになりますけれども。
goodyear(前)、ハヤブサ(後)
Peak Premiumが有効となる購入シチュエーションは以下のような感じでしょうか。
・エントリーMTB完成車から交換 → チューブドクリンチャーよりはGOOD
・トレーニング用として使い潰す → 安さを最大利用
・開き直ってオンロードで使う → マラソンよりは軽い
『とりあえずチューブレスを試してみたい』という場合は有効かもしれませんね。シーラントを同時購入すればこの価格であっても送料無料のボーダーは超えると思いますので好都合といえば好都合です。
・参考までの販売先URL
購入先は言わずもがなのwiggleです。https://www.wiggle.jp/
海外通販については以下のURL先の記事にメリットになる情報を書いたりしますので参考にされてください。キャッシュバックサイトに登録をしていない場合は要チェックです。
https://hitoriroadbike.blogspot.com/kaigai.html
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