☆☆★ 中華の名も無き超軽量エアロヘルメットをレビューする

おはようございます。花ちゃんよりもお嬢派の方(アオアシ)の自転車ファンです。

『メーカーとかなんでもいいからとにかく軽いロードバイク用のヘルメットが欲しい』と思い立ちアリエクを眺めていたら良さげな数値となっているものを見つけたので買ってみました。


ご存知の方は一目瞭然だと思いますが、P〇Cっぽいやつです。この手の商品は市場にたくさんありますが、こちらは側面に「RNOX」という文字が付いているものになります。


・クオリティや如何に

…とはいえ、ヘルメットなんて基本的に「各々の被り心地」の話でしかないので実際のところあまり書けることがなかったりします。

とりあえずヘルメットそのものを品質から…ということで外観の写真をばばっと貼り付けてみます。



細部のディティールはかなり雑ですね。

カラーリングがホワイトであることもこの辺りの粗さを強調してしまっているように感じます。黒を選んでおけばよかったかなぁ…と思わないこともありません。

内側は以下のようになっていました。



内部に関しても外側と同程度といった印象です。同じ中華メーカーでもCAIRBULLと比べるとかなり違います。

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値段としてはさほど変わらないはずなのですが…まぁ、何はともあれ『ディティールはよろしくない』ということは言えます。

・重量は如何に

…で、最も重要な重さの部分ですが…。


実測重量203g!軽い!

普段使っているCatlikeのTako Urbanと比べてみると段違いで軽いのが分かります。Tako Urbanの方は280gありますからね…。数字としては80gの差ですが、頭に乗せるものが80g軽くなるというのは相当の差です。

販売先のセラーには180gと書いてありましたがよしとしましょう。本家の重量も195g(Mサイズ)くらいらしいですからね。

・実際に使ってみて如何に

では実際に使ってみた感想を書いてみます。これについては良い面と悪い面がありますね。

まず良い面に関してですが、これは「エアフロ―がとても機能する」ということが筆頭です。頭を通っていく風の量がTako Urbanと比べると別次元です。Tako Urbanもそれほど悪いわけではないはずなのですがここまで違うとは…。

デザインも良好です。まぁ当然なのですけれども。

一見してテクニカル&メカニカルなルックスですが、被ってみると思いのほか「普通」です。むしろクラシックな印象すら感じます。キノコ感に関してもTako Urbanよりコンパクトになりました。本家はもっと良いのでしょうね…。

次は悪い面について書いていきましょう。

防御力については当然不明ですが、とりあえずフィット感がネガティブです。これについては『かたちと頭の相性』の話ではなく、アジャスターのクオリティといった調整機能がよろしくないという意味合いです。


まず後頭部のアジャスターですが、これは調整幅がかなり大雑把になっているため『ここぞ』というポイントを見つけにくいです。加えてダイヤルを回す感触が渋いのでカチカチと回す気持ち良さを感じません。

あごのストラップに関しても微妙な点があります。バックルとのサイズが合っていないのか固定度が緩くなっています。そうそうズレる部分ではありませんが、しっかりと固定したい場合は気になるところでしょう。

総評 手放しでおすすめは出来ないがGOOD

うーん…一言で書くのが難しいですね。

「軽い」「風が良く抜ける」とキャッチーな要素についてはハイレベルで満たしていますが、細かい部分のディティールの甘さが眼立つので☆☆といったところだと思います。

せめてストラップがしっかりしていれば…。もう使わなくなったヘルメットがあるならバックルだけ移植させるという手段も取れますかね…。

『軽くて風が良く抜ける』というのは機能として最高ですのでこれだけを理由に購入しても悪手だとは思いません。個人的にはフィット感のネガティブ要素よりもこれらのポジティブ要素が上回ります。

ヘルメット全体のプロポーションとしてガチガチに欧米フィットではないところも好ポイントになるかもしれません。

…いやまぁだからといってアジアンフィットであるとも言い切れませんが、一般的な欧米的サイズバランスよりも横幅のクリアランスが確保されている印象があります(少なくともTako Urbanよりも横幅のクリアランスは広い。

本家とどれくらい違うのか比べてみたいですね…。もし本家のかたちが合わなくてもこちらなら合うという場合もあるかもしれません。
 

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