☆☆☆ SHIMANO DEORE M5100は確実に性能向上が見られる

おはようございます、こむら返りの痛みが3日間取れない方のサイクリストです。

今回は珍しくまともな記事を書きます。シマノの新型コンポーネントであるDEORE M5100を使い始めて一ヵ月くらい経過したのでレビューを書いてみることにします。


まぁ、そんなことを言ってもシフターとリアディレーラーしか交換していないのでこれら以外については分かりませんが。MTBコンポーネントはこの辺りのパーツが簡単に交換できるので良いですね。


・MTB11S変速の決定版か

ここ2年3年は変速数激動時代です。

SRAMが12Sのコンポーネントを出したかと思いきやROTORが13Sのコンポーネントを発売し(※しかも油圧で変速するシステムらしいです)、シマノの時期デュラエースが12Sであろうという予想が蔓延しているさなかにカンパは13Sのロードグループセットを発売しています。

・ローター 世界初の13速ドライブトレインを持つ新型油圧コンポーネント1x13を正式発表(シクロワイアード)

・カンパニョーロ EKAR 1×13速の新世代グラベルコンポーネントが発表(シクロワイアード)

ちなみに中華マーケットではだいぶ前から12SのMTBコンポーネントが並んでいます。

ロードコンポーネントに関しては11Sがここ10年くらい定番であり王様でしたが、これからどうなるのか分からなくなりました。12Sを飛ばして13Sに行ってしまうのでしょうか。恐ろしい時代です。

そんな状況にあってもホビーライダー的にはまだまだ11Sが頂点です。そんなに変速数が必要になる場合は少数ですし、なによりも12Sに入ってしまうとホイールの選択肢が面倒になります。

シマノにしてもスラムにしても12Sからハブが既存のHGシステムではなくなりますので、今までと同じ感覚で「12Sデビュー」はできません。

シマノはMICRO SPLINE(マイクロスプラインと読みます)という規格になり、スラムはXDドライバーという規格になります。マイクロスプラインはトップが10T、XDは最小9Tまで小さくできるようになりました。

・MICRO SPLINE - Shimano Bike

探せばHGシステムに対応している12Sスプロケットというのもありますが、どうせ導入するのであればホイールハブから変えるべきではないのかと考えてしまい先に進めなくなります。

新しいハブは価格的にまだ高いということもあり、多くの場合で『手持ちのパーツがそのまま使える11Sでいいや』と落ち着きます。

ついでに書きますと、マイクロスプラインはオープン規格ではないのでシマノからライセンスが与えられないメーカーさんは作れません。マイナーメーカーは締め出されている状態にあります。

対してXDドライバーはオープン規格なのでどんなメーカーでも作成可能という状態であり、中華メーカーさんもガンガンに作っています。ただでさえ変速数競争に出遅れているシマノが何故こんなことをするのかよく分からないですね。

・M6000 → M5100

長々と前置きを書いたところで本題に入りましょう。改めて記載しておくと、品番としては「SL-M5100-R」「RD-M5100-SGS」に関する話になります。

・SL-M5100-R

・RD-M5100-SGS

以前使っていた10SのM6000と比較すると確実な性能向上が見られます。スプロケットを50Tまで大きくしたにもかかわらず(※以前は36T)変速が前よりスムーズというのはすごいです。



見た目としての変化はほぼゼロなのでこの辺りは地味ですが、この辺りもシマノらしいと言えるべきところです。

MTBの11S変速パーツはこれを決定版にしてしまって良いのではないでしょうか。クロスバイクをフロントシングルにする場合等にすばらしくうってつけだと思われます。

唯一の欠点(?)はM6000の純正スプロケットに重量があり過ぎることですかねぇ…。

・CS-M5100-11

公式サイトに記載はありませんが、ユーザーさんがアップロードしている写真で627gというものがあります。いくらギア比を小さくできるといってもこの数値はかなりのインパクトです。

ちなみにシフターケーブルを抜く穴はここにありました。



プラスチック製のキャップをドライバーを使って取り外す必要があります。

・アリエクで買いましたよ

機能・価格としても申し分ないM5100ですが、残念ながら現時点において国内だと購入の選択肢が少なかったりします。

インジケーターディスプレイの付いていないモデルが販売されていることが少ないんですよねぇ…。amaonでも販売されていませんし、お店に注文してもどれくらい時間がかかるか不明なようで。

購入したセラーは以下になります。

今見たらRDとのセットは既に在庫切れのようですね。

アリエクスプレスはキャッシュバックサイトと連携することが可能になっており、未登録の場合は初回使用で10ドルの現金をリターンすることができます。これついては以下のリンクに詳しい内容を書いているので参考にされてください。
https://hitoriroadbike.blogspot.com/kaigai-tuuhan.html

ちなみに使っているスプロケットに関する情報は以下に書いています。

シマノコンポーネントとの相性も問題は感じませんでした。


シマノ純正品よりやや高額ではありますが重量面で大きなメリットがあります。個人的にはこちらをおすすめしたいところです。
 

・新しく投稿した記事

0 件のコメント :

コメントを投稿