前回の内容に引き続いてズイフトについての「これくらいは知っておくと良いです」的な話をしていきます。今回はズイフト内における様々な設定事項についての説明です。
前回ほどの分量はありませんのでさらっといきましょう。
メニュー画面の開き方と設定事項
メニュー画面については画面左下をクリックすることで表示させることができます。
メニューを開くと以下のような画面になり、枠内の部分からそれぞれの設定が変更可能です。
パワーやスコアの詳細が気になるところかもしれませんが、まずは設定できる部分について見ていきましょう。
・プロフィールの設定
ユーザーネームの部分からプロフィールの設定と変更が可能です。
ここでは名前・生年月日(年齢)・国・身長体重といった事項を入力することができます。これらの入力事項は後から随時変更可能ですのでテキトーに入れても問題ありません。
最大心拍数・FTP・体重の部分が項目として独立しているのは今後変化する可能性が高いからですね。これらについてはズイフトを使い続けていると半自動的に更新されていきます。
ちなみにFTP(Functional Threshold Power)とは『無理をすることなく1時間の間出力できるパワー』のことを言います。
・ワークアウトとプランについて
ズイフト内において、おそらくは最も取っつきにくいのがこれではないかと思ったりします。
まずは言葉の説明から入りましょう。
ワークアウトというのは…まぁざっくり言ってしまえば筋トレのことです。専門的なことを言えば「高負荷トレーニング」と言うものですね。そんなわけでジョギングのような比較的軽い運動は英語圏ではワークアウトではなく「エクササイズ」と呼ばれます。
ズイフトがワークアウトという単語を使っているのは『これは本格的なトレーニングツールです』というメッセージなわけですね。
…で、筋トレにも『腕立て15回・スクワット30回』といったメニューがあるように、ズイフトでも負荷の強弱や時間の長短といった要素でメニューが組まれています。言葉に慣れていないだけで内容としては至って単純です。
ではあらためて説明に入りましょう。
ズイフトにおける「ワークアウト」は短期的な個別のトレーニングメニューを指し、「プラン」は長期的なトレーニングメニューのことを指します。
これだけ見ると『簡単じゃん』となりそうなものですが、そうもいかないのがズイフトです。ワークアウトはとても把握できないほどのメニューがありますし、プランは組まれている期間が2カ月3か月と設定されていたりするので参加するべきか迷います。
『何を選ぶかは人それぞれ』だと分かっていても、これだけ数が多いと最早有難迷惑に近いものがあるような…。
結局のところおすすめのワークアウトをネット検索してみるのが合理的なのかもしれません。個人的には特に何も考えずにテキトーなものを選んでは挫折するというサイクルを繰り返しています。
・バッジについて
これは非常に単純です。ズイフト内で獲得したバッジを参照することができます。
バッジというのはズイフト内に設定されているノルマをクリアした場合に貰える功績のことです。獲得方法についてはサポートフォーラムに詳細情報が記載されています。
・接続について
ズイフトと同期している機材を確認することができます。
何も接続していないと上のようになります。このページから新しく機材を同期されることも可能です。
・ガレージについて
ここからは自転車やライダーグラフィックのカスタイマイズが可能になります。
初期状態では選べるものが限られますが、レベルを上げて行くことでフレームが選べたりホイールを変更できたりします。
ズイフトではフレーム・ホイール次第で発生する負荷が上下するというゲーム的な仕様が含まれています。個人的には特に興味のない要素ですが、ズイフト内でハイスコアを狙う場合は無視の出来ない部分となります。
・環境設定について
環境設定ではズイフト内におけるディティールの変更が可能になります。初期設定では距離がマイル表記になっているため、この部分でキロメートル表記に変更しておきましょう。
それ以外で気になるのは解像度とトレーナー難易度の部分でしょうか。
・グラフィックス性能について
解像度を上げると表示される線が明確になるので体感的な気持ち良さが向上します。とはいえ、マシンスペックが必要になりますしコンピューターに対する負荷も大きくなりますので何もかもGOODというわけではありません。
最大解像度は4KなのでPCの場合は高確率でグラフィックボードが必要になる…と言いたいところですが、最近のマザーボードはオンボードからでも4K出力が出来たりするので無くてもなんとかなる場合も多そうです。
コレに関しては『とりあえず試してみて不満が出るようであればアップグレード』という感じで良いのではないかと思います。
ZWIFTはMMORPGのように高い3D処理能力を要求されるソフトではありませんので、ビデオカードの性能としてはGT1030もあれば十分です。
amazonで販売されているものだとこの辺りの商品が使いやすいでしょうか。
消費電力も少なく、設置スペースもコンパクトで済むのでミニタワー等で電源パワーが小さくても何とかなる場合が多いのではないかと思います。
予算とマシンに余裕がある場合はGTX1050TIくらいまで上げるとよりレンダリングがスムーズになりそうな感じはします。
これ以上はスペックを上げても効果が出そうにはないですね…。
ちなみに、ズイフトが公式見解としてオープンにしているグラフィック性能は『GeForce GTX 970以上だと最高です』としています。
・Zwiftに対応するデバイス(Zwift公式サイト)
これは現在を基準に考えると二世代前の性能ですので、やはりGT1030もあれば十分なのではないかと思われます。
・トレーナー難易度について
この部分ではペダルに対する負荷を変更することができます。
普段使っているバイクに重量がある場合はここを変更しないと「ペダルが軽すぎる」という感じになる可能性があります。
とはいえ、重くし過ぎると負荷のかかり方が不自然になったりしますのでフィーリングが低下するという面もあります。感触を確かめながら微調整をしていきたいところです。
その他の使い方について
その他の使い方については以下に記載しています。
<とり知るZWIFT①>画面表示について
<とり知るZWIFT②>設定画面について
<とり知るZWIFT③>フィールド・コースについて
<とり知るZWIFT④>Companionについて
微妙に内容が重複していたりもしますが、この流れで見ていくのがおそらく分かりやすいと思います。
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