☆☆★ 中華ノーブランド2mmパラコードでストラップを作ってみた感想を

皆様は「パラコード」というものをご存知でしょうか。

パラコードは「パラシュートコード」の略称です。その名の通り、パラシュート降下をするときに使うコード(紐)として第二次大戦時代に開発された軍事用品です。ざっくり簡単に言えば『丈夫な化繊の紐』です。

今となっては本来の用途で使われることはなくなりましたが、手軽に手に入る丈夫な紐として国内外のアウトドアファンの皆様に強く愛されています。

…というわけでアリエクで中華製のお安いパラコードを買ってたのでレビューをしてみます。


ちなみに今回購入したのは2mm太さのものです。一般的なパラコードは4mm太さなのでこの辺りは予めご注意をお願い致します。


・品質やいかに

例のごとく結論から書いてしまいますが、こちらは『本物志向な方には向いてないかも』な一品です。

一般的…といいますか、本家アメリカテイストのパラコードは複数のナイロン芯を結って作られているのが普通です。4mm太さであれば7本の芯、2mm太さであれば4本の芯を束ねることで強度を作ります。

しかしながら中華2mmパラコードはそういう仕様にはなっておらず、一本の芯材を立体的に編む作りになっています。


ここで評価が分かれそうな感じですね。

個人的にはこれで十分…といいますか、こちらの方が寧ろ好都合だったりします。強度そのものは低下するのだと思いますが、実際のところパラコードに強度が求められるシーンなんてまずありません。

コードを分解して細い撚糸を求める場合であっても、一般的なものだと必然的に複数本生まれてしまうので『一本だけ欲しい』というニーズには対応できません。心材が7本使ってあるコードを5cmほど分解すると、5cm長さの芯材が7本作られます。

対して、中華パラコードだと5cmくらいをカットすると長さを40cm程度の芯材が1本作ることができます。


『芯材が複数本欲しい』というニーズが発生することもほとんど無いと思いますので、一本の芯材で作られていることが悪いとは思えません。

…と、そんなわけで機能的には中華パラコードの方が理に適っているような気がするのですが、こういったものが「趣味のアイテム」であることも事実です。

趣味なんて結局のところは自己満足ですので理屈よりも理想を追求する場合も多々あります。と言いますかそちらの方が普通でしょう。

そもそもとして『パラコードを分解する』なんて行為は日常生活とは無縁です。本気で命をかけるようなサバイバル環境くらいでしか発生しないニーズですので、実際のところ『芯材がどうなんていようがどうでもよいこと』であるのが現実です。

・クラフト性はいかに

パラコードはそのままの状態で所持するのではなく、ストラップやブレスレットといったアクセサリーにアレンジするのが一般的です。

今回は長さ50cm程のロングストラップを作ってみました。正確に言えばウォレットロープですが…。


2mm太さを選んだのはこれが理由です。4mm太さだとあまりにも幅が太くなりすぎるので見た目的にあまりよろしくありません。

ちなみに編み方は「スネークノット」というものでやっています。一見すると難しそうな感じですが、実際の作業としては至って簡単です(※家庭科の成績2の人間でも問題無くできます)。

パラコードの編み方はざっくりといえば2~3種類しかないのですが、アレンジ次第で表情を大きく変えることができたりします。専門の本も販売されているので目を通してみると楽しいかもしれません。

…で、クラフト性についてですが、これはよろしくないかもしれません。

ここでいうクラフト性というのはパラコード同士の接着性のことです。パラコードクラフトは大抵の場合で「パラコード同士をバーナーで炙って接着する作業」がでてくるのですが、今回購入したものはこの接着性がそれほど強くない印象です。


軽く引っ張る程度では千切れませんが、力をいれてググっとやると切れてしまいます。


ちなみに接着時のバーナーは以下のものを使用しています。

日本国でアウトドア趣味をお持ちの方であればおそらく所有しているか、持っていなくてもどこかで見かけたことがあるのではないかと思います。

本題に戻って接着性ですが、まぁ太さが2mmですからねぇ…。4mmと比べると単純計算で接着面積が4倍違いますので弱くなって当然といえば当然です。

用途次第では『がっつり接着されないと不安がある』という場合もあると思いますので、この辺りを気にする場合は2mmはやめた方が良いかもしれません。

・中華 VS アメリカ

既に書いていますがこういったものは完全に趣味のグッズですので…まぁどちらでも良いのではないかと。

お値段的にもアメリカを代表する老舗ロープメーカーであるAtwood Rope MFG(アトウッド ロープ)の製品と比べてもさほど変わらなかったりします。

・株式会社モチヅキ(アトウッドロープの日本代理店)

中華コードは30mで300円くらいになっており、アトウッドロープは30mで1000円弱くらいのお値段になります。単価としては4倍~5倍くらいの差がありますが価格そのものは控えめですので負担を感じることは少ないと思います。

ちなみにamazonだとこれくらいの値段です。

・Atwood Rope 550パラコード(太さ4mm)

・Atwood Rope 275タクティカルコード(太さ2.4mm)

アトウッドロープでは太さで名称が分けられており、太い方が「パラコード」細い方が「タクティカルコード」です。言わずもがな両方ともメイドインUSAでございます。

そのうちこちらのコードも買って比較してみたいです。

・もしアリエクで買うなら…

アリエクのパラコードは以下のセラーで購入しました。あれこれ探しましたがこのセラーが最も安かったような気がします。

上のリンク先にあるのはごく普通の低価格商品ですが、流石は中華ワールドといいますか、本家米国では作らないような独自性のあるパラコードも販売されています。

上のリンク先を開けば分かりますが、なんとこちらは一般的なナイロンの芯材だけでなく「釣り糸」「コットン糸」「着火糸」を加えて構成されています。サバイバルツールとして考えればアトウッドロープより確実に多機能です。


…と、こんな感じでユニークなパラコードが販売されていたりもしますので、アリエクで探してみるのもそう悪くはなかったりもします。

まだアリエクのアカウントが未作成である場合は、以下のリンク先から作成することで2500円程度のボーナス・クーポンを獲得することが可能になっています

ボーナス・クーポン獲得までの流れは以下のようになります。



PCやスマホでレイアウトが若干変わりますがやることは変わりません。

既にアカウントを作成済みでボーナスクーポンを貰っていない場合は以下のページを参照されてください。貰い損ねても取得できる可能性があります

また、アリエクは楽天リーベイツを利用することで購入金額の一部を楽天ポイントとしてバックさせることが出来ます。楽天リーベイツへの登録は楽天市場のアカウントをそのまま利用できるので手間もかからずおすすめです。

登録は以下のURLリンク先から可能になっており、ここを経由して登録すると更にボーナスがを貰うことが可能です。

貰えるものは貰っておきましょう~。

ちなみにですが、ガスライター系はアリエクではあまり選択肢がありません。税関検査時のリスクもありますので普通に国内で買うのがおすすめです。
 

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