・JAMIS SEQUEL / Full Rigid Chromoly Adventure Bike

個人的な好みと実用的のバランスを考えて選んだジェイミスのセクエルです。


オフロード対応を前提にしているものなのでジャンルとしては一応MTBに含まれると思うのですが、今の時代でこのようなフルリジッドバイクをMTBと言ってよいのか分からなかったりもします。


<SPECIFICATIONS>

・フレーム:Reynolds 520 double-butted chromoly
・フロントフォーク:amis Chromoly fork
・ボトムブラケット:BSA(ノーブランド品)
・クランク:ZRACE HARDROCK
・チェーンリング:ZRACE 32T
・リアディレイラー:Shimano Deore M6000-GS
・シフター:Shimano Deore M6000(10S)
・スプロケカセット:SUNRACE CSMS0 11-36T(10S)
・ブレーキ:Shimano BR-MT200
・ブレーキローター:MAGURA
・リム:WTB ST Light i23 TCS 2.0 32H
・ハブ:Formula alloy Centerlock sealed bearing
・タイヤ:Goodyear Peak Premium tubeless
・ペダル:DMR V12 マグネシウムフラットペダル
・サドル:Mach Burst
・シートポスト:Thomson Elite Layback
・ハンドルバー:Nukeproof Horizo​​n (780mm)
・ハンドルステム:中華ショートステム(40mm/55mm)
・バーグリップ:RACEFACE GRIPPLER ロックオングリップ(33mm)

重量 11.62kg(重い…)

<ACCESSORIES>

・サイクルコンピューター:GARMIN Edge200
・ボトルゲージ:中華アルミゲージ
・トップチューブバッグ:SAHOO 122035
・サイクルマウント:DRIFTMANIAC
・フレームバッグ:Rhinowalk
・ロック:ABUS Bordo LITE 6055 MINI

<REVIEW>

世間的には『こんな自転車誰が買うんだ?』という感じなのかもしれませんが、個人的には『これしかない』と感じて即買いしたものです。

独特なジオメトリが特徴のクロモリフレーム自転車です。全体的に重量があるので傾斜を登るのはきびしいですが、平地だとシングルスピードのような感覚でスルスル進めます。

 
クロモリフレームであるという特性を活かして(?)チューブにダボ穴をかなり増設しています。ダボ穴が増えると取り付けるものの選択肢が増やせるので楽しくなります。



街乗りはもちろんバイクパッキングを利用したキャンプツーリングから100km規模のサイクリングに(無理やり)使うこともあったりします。


専門的なことはできませんが、広く浅く色々なことができるユニークな自転車です。

<DETAIL>

今の段階ではこれといって書くことがなかったりしますがせっかくなので…。

完成度は現状で3割~4割くらいでしょうか。まだまだカスタムすべき余地があります。あと1kg…は欲張りかもしれませんが、せめて10kg代までには持っていきたいところです。

・Reynolds 520 double-butted

クロモリチューブにはレイノルズ520が使われています。振動吸収性に優れかつお安いクロモリチューブの代表格です。

ゆったり乗りたい場合は程よいのですが、反応性はよろしくありません。この辺りを気にする場合は上位ラインである631等を選んだ方が正解になります。

実のところタイヤが40mmもあれば振動吸収性なんて大抵の場合で空気圧次第でどうとでも出来てしまいます。反応性はフレームで決まってしまうのでどうしようもありません。

このフレームには大幅にダボ穴を増設しており、「ケージ付け放題」な状態にしています。


具体的にはフレームに対して7個増やしています。

元から付いているダボ穴の数が6個なので合計で13個ものダボ穴があることになります(フロントフォークも含めれば17個)。取り付け出来るモノの選択肢が増えると楽しいです。

・amis Chromoly fork

53mmとかなり長めのオフセットを持つジェイミスのオリジナルクロモリフォーク、完成車付属品。

これについては良し悪しです。『振動吸収性が高い=曲がりやすい』ということですので、ディスクブレーキにおける最大の敵である「音鳴り」が発生しやすくなります。

あれこれと試してほとんど鳴らないようにはしましたが、意識から外れているわけではありません。いっそのことカーボンに変えてしまおうかと思うこともしばしばあります。

・ZRACE HARDROCK crankset

中華ブランドの軽量MTB用クランクセットです。


24mmスピンドルなので剛性がやや低い感はありますが、軽量かつ汎用性が高いのでオススメできます。

<関連記事>
ZRACE HARDROCK cranksetはフロントシングル化に最適なハッピーセット

付属しているスペーサーがプラスチックなので気になる場合は別途購入しましょう。

BBはいずれPHILWOODにしたいと思ったりしますが、果たして購入する日が来るのかどうか分かりません。

・SUNRACE CSMS0 11-36T(10S)

サンレース製のそこそこ軽量なスプロケットです。特に不都合もなく使えています。


スプロケットの歯数は以下となっています。

・CSMS0(10S)
11-13-15-17-19-21-24-28-32-36T

主要ギア比の構成表を出すと以下のようになります。

11-36T 30 32 34 36 38
11 2.73 2.91 3.09 3.27 3.45
13 2.31 2.46 2.62 2.77 2.92
15 2.00 2.13 2.27 2.40 2.53
17 1.76 1.88 2.00 2.12 2.24
19 1.58 1.68 1.79 1.89 2.00
21 1.43 1.52 1.62 1.71 1.81
24 1.25 1.33 1.42 1.50 1.58
28 1.07 1.14 1.21 1.29 1.36
32 0.94 1.00 1.06 1.13 1.19
36 0.83 0.89 0.94 1.00 1.06

リア歯数については『とりあえずくらいでいいだろう』と思って36Tにしているのですが、オフロードの感覚が掴めていないので未だに正しいのかどうか分かりません。

・WTB ST Light i23 TCS 2.0 32H

WTBのエントリーチューブレスリムです、完成車付属品。


実際にチューブレスをやろうとするとリムの継ぎ目部分からガンガンに空気が漏れます。専門メーカー的な立ち位置のリムですがシーラントを入れないとどうしようもありません。
 

・Goodyear Peak Premium tubeless

海外通販の格安セール品で購入したGoodyear社のチューブレスタイヤです。太さは2.25インチ。後から考えればUltimateの方を選べば良かったと少々後悔しました。



これといって特徴がないので書くことがありません。というか、本格的なオフロードができる自転車ではないので書けることがありません。

<関連記事>
Goodyear Peak Premiumは期待を裏切る重さと転がり
 
とりあえず見た目に関しては良いですね。「Goodyear」というロゴが気に入って買ったようなものです。アメリカメーカーによく似合います。

傾斜がきびしいコースを走る場合はこちらに変更することもあります。

<関連記事>
CHAOYANG MTB XC TIRE 隼299は最強グラベルタイヤか

本格的なオフロードだと厳しいですが、グラベルロードくらいのダートであれば問題ありません。

・DMR V12 マグネシウム

定番ペダルのV12、海外通販だと毎日のように半額で売られていたりします。


使い勝手の良いペダルですがシャフトの回転がやや渋いです。セラミックグリスに塗り替えればやや改善します。

・Mach Burst

 『もうこれしかない』と思えてしまうコンフォート系のお安いサドル。amaozn購入品。

<関連記事>
どれだけ探してもMach Burstを超えるコンフォートサドルが無い

気持ちとしてはWTB等のメーカーを使いたいのですが、どうしてもこのサドルに戻って来てしまうという現実です。ショートノーズ版がでてくれないものだろうか…。

・Thomson Elite Layback

金属シートポストの大定番であるThomsonのLaybackモデル。


マスターピースを買いたいところですが、購入衝動とセールの中々タイミングが合いません。

<関連記事>
Thomson Eliteはカットでどれくらい軽量化できるのか実験する

ドロッパーシートポストを付けていたこともありますが、重量増に耐え切れずに結局こうなりました。

・Nukeproof Horizo​​n ライザーバー

これといって特徴があるわけではありませんがライズやカラーリングの選択肢が豊富なので選択肢として選びやすいハンドルです。


ちなみにこれはカッパーカラー、中々見かけない色合いです。重量も300g程度と必要十分に軽量化されているためカーボンを選ぶ必要性を感じずに済みます。

・中華ショートステム(40mm/55mm)

中華製品と侮るなかれ、クオリティは有名メーカーと同等です。


むしろロゴが入っていないステムを使いたい場合は一択と言えます。ステムの長さは気分で変えます。

ちなみにコラムキャップはスパカズです。

・RACEFACE GRIPPLER(33mm)

見かけるようで見かけない33mmサイズのグリップです。


普通のグリップより直径が3mm大きくなっているだけですが、この3mmの違いが振動吸収性に大きく左右します。

<関連記事>
RACE FACE GRIPPLER LOCK ON GRIPS(33mm)でオールロード!

MTBからクロスバイクまで幅広くおすすめできる良いグリップです。ハンドルが金属の場合は是非取り付けましょう。

<ACCESSORIES>

ある意味で自転車より大事なアクセサリー関連です。シチュエーションで組み合わせを色々変更しています。

・GARMIN Edge200

低価格ながらも必要十分の機能で構成されている素敵なガーミンの「200」。


言うまでも無くナビゲーション機能はありませんが、速度が表示されてガーミンコネクトのログが取れます。

オフロード用途を想定している自転車であるのでハンドルの中心にサイコンがあると集中力が阻害されてよろしくありません。「たまにチラ見する」くらいが程良いので装着場所はハンドルグリップの横が基本です。

たまに530を付けることがありますが…。


やっぱりフラットバーだと違和感がありますね。

・中華アルミゲージ

見かけるようで見かけない側面から取り出すタイプの軽量アルミケージです。


重量は26g程。ここまで軽いのであればカーボンを選ぶ必要性もありません。デザインも癖が無いのでどんなフレームに付けても違和感がありません。

<関連記事>
中華軽量横抜き型ボトルケージでお安くストレスフリー

ちなみにですが、ボトルケージを直列付け(というのかどうかは分かりませんが)する場合は取り付け位置やボトルの長さに配慮する必要があります。


400mlサイズのウォーターボトルが販売されて欲しいです。

・SAHOO TTバッグ 122035

知る人ぞ知る中華メーカー「SAHOO(※発音が分からない)」のトップチューブバッグです。


やや幅広なのがネックですが自転車との相性が抜群です。セクエルはトップチューブとヘッドチューブの角度がほぼ90度になっているので無駄な隙間が発生しません。

ちょこちょことカスタムしてボルト締めで取り付け出来るように変更しています。

<関連記事>
SAHOOのトップチューブバッグはエナジーバッグを超えるか

トップチューブにダボ穴がついているバイクであれば是非お勧めのカスタマイズです。

たまにドイターを付けることもあります。

<関連記事>
結局のところトップチューブバッグはdeuter energy bagになるのか

ルックスとしてはSAHOOの方が気に入っていますが横幅が…。

・DRIFTMANIAC

知る人ぞ知る中華メーカー「ドリフトマニアック」のマウントパーツ。


一目で分かる方もいるかもしれませんがwolftoothっぽい商品を作るメーカーです。

<関連記事>
DRIFTMANIACはwolftoothの代わりになる

wolftoothと比べると圧倒的に安値なのでテンションのままに買えます。

・Rhinowalk TTバッグ

中華メーカー「Rhinowalk」のフレームバッグです。

本来はトップチューブバッグとして販売されているものですが、これもボルト締めで取り付けできるようにカスタムしているのでフレームバッグとして使えます。


ダウンチューブに取り付ければ足に当たることも無いですし、バイク全体の重心を下げることにもなるため安定性が損なわれることもありません。

<関連記事>
Rhinowalkのトップチューブバッグはフレームバッグとして使うとGOOD

このようなタイプのフレームバッグがなぜ販売されないのか謎です。トップチューブにぶら下げるより使いやすいと思うのですが…。

・ABUS Bordo LITE 6055 MINI

自転車鍵の定番メーカー「ABUS」のブレードロックです。


軽量かつ頑丈という良いバランスになっている良いロックです。

<関連記事>
ABUS Bordo LITE 6055 MINIは現状のベストバランス

アブスはドイツのメーカーです。ちなみにドイツでは金融危機が起こると「タンス預金需要」が増えるので鍵・金庫といった会社の株価が上がります。

<関連WEB SITE>

・ジェイミス(日本公式)
https://www.jamis-japan.com/

・ジェイミス(米国公式)
https://www.jamisbikes.com/usa/index.html

本国の方が情報量が多くて楽しいです。日本にジェイミスの時代が来る日を密かに願っています。
 

・新しく投稿した記事

0 件のコメント :

コメントを投稿