<第1回目!>The Spice Labのシーズニング実食レビュー

人生を豊かにするために必要なもの……については個人差があると思うのですが、「食」という要素に対して違和感を持つ方は中々いないと思います。

…というわけで、スパイスの話をします。


正確に書けばスパイスではなくシーズニングですね。iHerb販売されているThe Spice Labというロープライスで大容量な万能調味料シリーズのレビューです。

このシリーズは種類がありすぎて何を買えばいいのか分からないですからね…。何かしらの参考になれば幸いです。


・スパイスとシーズニングの違いについて(※別に読む必要無いです)

本題に入る前に、スパイスとシーズニングの違いについて説明をしていきましょう。

スパイスとシーズニングの違いを超ざっくりと書けば「味があるかどうか」です。味が付いているものがシーズニング(調味料)、付いていないものはスパイス(香料)となります。

シーズニングとして最も分かりやすいのは塩です。塩味という完全無欠の味を持っています。同様に砂糖もシーズニングです。

対して、コショウやトウガラシはスパイスとなります。とはいえ、コショウなんかは味が無いというわけでもないのでシーズニングに分類されたりもします。

意外に匙加減な世界だったりするのですが、現代社会において大抵の場合でシーズニングは「それだけで味が決まるスパイス系の複合調味料」という意味であることが多いです。

・シーズニングを「無視」するのは割と勿体ない(※別に読む必要無いです)

察しが付いている方もいらっしゃると思いますが、日本で最も有名なシーズニングは「味塩コショウ」です。

そして、もっと書けば日本にはコレ以外にこれといたシーズニングが存在しません。次点としては七味唐辛子くらいでしょうか。

これについては仕方が無いと思います。味塩コショウは完成度が高いですし、日本は基本的にタレ・ソース文化(※醤油)であるという土壌があります。今更割り込む余地が無いのは当然というものなのでしょう。

とはいえ、だからといってシーズニングが劣っているわけではありません。

ぶっちゃけて書いてしまうと「丁寧な暮らし」をしていない限りシーズニングの方がおそらく便利です。シーズニングは基本的にふりかけさえすればいいので「料理的な手間」を大幅にカットすることができます。

サラダにふりかければ野菜嫌いでも(そこそこ)食べてるようになります。業務スーパーで間違って大量のジャガイモを購入してもレンチンしてふりかければ処理出来たりします。

テキトーな安い肉にふりかければそれっぽい味になります(※正しいシーズニングの使い方です)。ポテトチップスやポップコーンにふりかければフレーバーの変化が楽しめたりもします。

料理の味が決まらなかったり、作業の時短をしたかったり…つまるところ「現代っぽい食事」にはシーズニングはかなり便利です。

・今回の実食する3種類

では、具体的な内容に入っていきましょう。今回はThe Spice Labシリーズから以下の3種類を試します。

・ナッシュビルホットチキン(Nashville Hot Chicken)
・ファイヤークラッカー(Firecracker)
・スパイシーシーフード(Spicy Seafood)

名前的に「辛い系」の雰囲気が出ているものでまとめました。あまり数が多すぎても分かりにくいと思いますので、こんな感じで3種類~4種類程度をちまちまと紹介していきます。

・ナッシュビルホットチキンシーズニングはこんな感じ

まずは「ナッシュビルホットチキン」から紹介していきます。

ナッシュビルホットチキンは、その名の通りアメリカ合衆国南部のテネシー州ナッシュビルで人気のあるフライドチキンのことです。フライドチキンに乾燥した辛いスパイスをわさわさと振りかけていただきます。

<wikipedia>
テネシー州ナッシュビル

ちなみにソースをからめる系のフライドチキンをバッファローチキンと言います。こちらはニューヨーク州(世界的大都市ではない方)のバッファローの名物です。

…で、The Spice Labのナッシュビルホットチキンですが、こちらは分かりやすくいえば「カラムーチョっぽい味」がします。


より正確に書けば「カラムーチョから甘味成分を減らした味」とでも書けばいいのでしょうか。カラムーチョって実は結構甘かったりしますからね…(食品成分表を見ても塩より砂糖の方が多いです)。

<関連URL>
カラムーチョ|株式会社湖池屋

つまるところ、ナッシュビルホットチキンは「辛さ」という刺激を優先したシーズニングです。

そのようなわけで、これ単品だけで味を決めるのは難しいです。味をしっかりだそうとすれば分量を多くする必要がありますが、分量を増やし過ぎると辛みが強くなりすぎて大変なことになります。

一見めんどくさそうな感じはしますが、言い換えれば「味そのものが強くないので様々なモノに合わせることが出来る」ということでもあります。

感覚としては「洋風七味唐辛子」みたいなものでしょうか。肉から海産系まで幅広く使えます。180gで700円程度(※時価ですが)とコスパ良好なのでひとつ買っておいて悪くはないと思います。

<購入先URL>

・ファイヤークラッカーはこんな感じ

引き続いてファイヤークラッカーにいきましょう。

結論から書いてしまうと、ファイヤークラッカーは「ほぼカラムーチョ」といって差し支えない味になっています。

方向性としてはナッシュビルホットチキンと同じです。ナッシュビルホットチキンがカラムーチョ65%だとすれば、ファイヤークラッカーはカラムーチョ80%くらいでしょうか。


より正確に書けば「カラムーチョに更に味・スパイス要素を加えた感じ」です。カラムーチョの甘味成分を強くしてローストガーリックを加えればこんな味になる…んじゃないかなと思います、たぶん。

そのようなわけで、味を一発で決めようとするのであればナッシュビルホットチキンよりもファイヤークラッカーの方が適しています。

料理として合うのはやはりお肉です。味・スパイス共に強いので、多少臭みがある肉であっても振りかけて一晩寝かせれば打ち消してくれます。本場アメリカのBBQ的な用途に近い感じがします(※日本でBBQは肉を焼くイベントという意味ですが、アメリカでは肉に対する適切な香辛料の選ぶ・燻製の方法といった調理方法的な意味合いが強いです)。

とはいえ、これ一本でどんな肉でも美味しくなるか言えばそんなことはありません。

色んな肉で試してみましたが、味という側面で考えると甘さが足りません。フレーバー単体の用途としては「下味や臭み取り」と考えるのが適切であるように思います。BBQやステーキとして頂く場合はBBQソース・ステーキソースがあった方が良さそうです。

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・スパイシーシーフードはこんな感じ

最後はスパイシーシーフードです。名前が分かりやすくていいですね。

こちらは…うーん、ちょっと反則的な表現ですが<上で書いたファイヤークラッカー>にハーブを加えた感じです。ろくに語彙を持ってないとこんなことになります。勉強大事……。


まぁ語彙はさておき、個人的な味覚では『ファイヤークラッカー+何かよく分からんけど香草っぽいもの』が最も適切な表現ですし、これ以上のものが思いつきません。

スパイシーシーフードに関しては、とりあえず「エスニック」というイメージを持つと分かりやすいのではないかと思います。成分表示を見るとコリアンダーが入ってるらしいので、これがエスニック感を作っているのでしょう。

欧米的なシーフードではなく東南アジア的なシーフードのイメージです。魚に合わせるよりも海老に合わせる方が似合うと言いますか。まだ試してはいませんが、おそらくレモン汁を使うといかにもエスニックな感じが出るはずです。

そんなわけでスパイシーシーフードは若干癖があります。酸味のある大人っぽい味が好きな場合はファイヤークラッカーより好まれると思います。

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・その他のThe Spice Labシーズニングレビューはこちら

第2回目は<こちら>です。「バドゥーヴァン カレー(vadouvan curry)」「ボーンオンザバイユー(born on the bayou)」「クラシックステーキハウス(classic steakhouse)」の3種類について書いています。

第3回目は<こちら>です。「シカゴチョップ」「チョリソー」「ブラウンシュガーマスタードラブ」「スパイシーイタリアン サンドライトマト」の4種類について書いています。

・iHerbはこんなのもオススメです

iHerbについてはこのような記事も書いているので参考にされてください。

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