「安くて小さいスマホ」の決定版かもしれません。
本当であれば「Mini3」が欲しかったんですけどね…。
いや、「Mini3」はまだ発売どころかリリースも未定の状態です。ただ「Mini」と「Mini2」のリリーススパンからすればそろそろ「Mini3」が発売されるタイミングっぽいので一応は『そろそろ次のヤツが出るだろう』我慢していたわけです。
まぁ結局は物欲に負けたわけですが、『今Mini3の発売が耳に入っても別に気にしないかなぁ』くらいには気に入っています。
…というわけで、レビューというか感想というかインプレッションというかそういうモノを書いてみたりします。
Cubot KingKong Mini2はこんな感じです
何を書けばいいのか分からないので細かく分けて書いていくことにしました。ずいぶん長い記事になってしまいましたが、購入を検討されている場合は情報があって損をすることはないでしょう。
まぁ、購入を検討されている方が日本に何人いるのか分かりませんけどね…。
・サイズについて
書くまでも無い気はしますが…めっちゃ小さいです。
普段使うことが多いスマートフォンであるArmor X7 Proと比べるとここまで違います。
余裕で二回り以上小さいです。今までこんなものを持ち歩いていたのか…。
Armor X7 Proは夏場なんかだとポケットに入らなかったりするのですが、KingKong Mini2であれば全くそんなことはありません。手ぶらOKでございます。
手元にあるスマートフォンの中で最も大きさが近いのはiPhoneSE(初代)ですが、これと比べても感覚的にはKingKong Mini2の方が小さいですね。
・iPhone SE (第1世代) - Wikipedia
具体的に言えばiPhoneSE(初代)より高さ方向が5mmくらい短い感じです(※KingKong Mini2は119mm、iPhoneSEは123.8mm)。
まぁ厚みはKingKong Mini2の方があるので体積的にはiPhoneSE(初代)の方が小さかったりするのかもしれませんが、感覚的な小ささについてはKingKong Mini2の方がコンパクトでしょう。
・箱やら付属品やら
これに関しては公式サイトを見た方が早いと思います。スペック等もこちらに書いてありますのでわざわざここで書く必要もないでしょう。
・たぶん公式サイト
付属品は以下のようになっていました。
文字で書くと以下のような感じです。
・マニュアル・USBケーブル(タイプC)・充電アダプター・精密ドライバー
充電アダプターはSE規格でしょうか。この辺は良く知りませんが、とりあえずUS規格ではないので充電アダプターに関しては日本では使えません。
まぁかなり方が複数対応のUSB充電ポートをお持ちだと思いますのでどうでもいい所ですかね…。
お持ちでない方はこの機会にでも購入しましょう。ちなみに個人的に使っている充電器はこちらです。6ポートまで充電できます。
スマホ複数、電動歯ブラシ、BTイヤホン等等を繋ぐとあっというまに4ポートでは足りなくなります。6ポートと4ポートの差は大きいです。
精密ドライバーはSIMカード・SDカードを出し入れする時に使います。特に精度が高いような感じではないですが、あまり見かけないサイズですのできちんと保存しておきましょう。
・SIMカードとSDカードについて
SIMカードとSDカードの収納については以下のようになっていました。
Mini2はこのサイズでありながらSIM2枚(DSDS)+SD排他という何ともありがたいスペックです。『カード3枚装備』はアンドロイドスマホのデフォルトだと思うのですけど以外に無かったりします。
ちなみに向かって右側が「スロット1」です。公式サイトだとここが逆になっていますね。
SDカードについては256GBまでの認識を確認しました。それ以上の容量については持ってないので分かりません。ちょろっと調べたら今は1TBのSDカードとかあるみたいですね。しかもそれほど高くない…。
欲しいですけど256GBでも余らせてるしなぁ…うーん…。
SIMカード・SDカードの固定は金属バーで「押し付ける」ような感じで行います。そんなわけでスロットが空いていると微妙にカラカラと音がします。この辺りが気になる場合は空のSIMカードでも良いので入れておく方が良いですね。
カラカラ音についてはサイドボタンからも発生します。
普通に使う分には大丈夫なのですが手に持ってシェイクするとボタンの振動でカラカラ鳴りますね。まぁiPhoneとかも鳴ったりしますので普通といえば普通の仕様ですけれども。
ちなみに向かって左側面にはストラップホールが付いています。ストラップホールの付いたケータイは最近だとめっきり見なくなりましたねぇ…小さい子供が持つにのにも良さそうです。
・タフネス性能はいかに
Mini2はいちおう『タフネス性能あります!』みたいな感じで販売されているのですが、これについては過度に期待しない方がよろしい感じがします。
実際に地面に落としたりとかは出来ないのですけど、手に持ったり触った感じでは特別に頑丈のような感じはありません。
少なくともタフネススマホであるUlefone Armor X7 Proなんかと比べるとかなり違います。
<関連記事>Ulefone Armor X7 Proレビュー、メディアプレイヤーに最適!
例えるのであれば、Armor X7 ProはGショックでMini2はチープカシオみたいな感じでしょうか。
<関連記事>二つの理由から最強のチープカシオはF-84Wである
チープカシオも軟弱ということはありません。普通に使う分には壊れることなんて無いでしょう。とはいえ、Gショックのように象が踏んでも壊れないなんてことはないわけでして。
Mini2も丈夫であることは意識していると思います。普通に使う分にはそれなりに丈夫な感じでしょう。とはいえ頑丈のレベルまで到達しているのかと言えば否です。使い方を間違えればおそらくあっさりと壊れます。
防水性能についても同様だと思われます。②の写真を見て分かった方もいると思いますが、パッキンが浅いんですよねぇ…。「瞬間的に水に落とした」「お風呂につかりながらいじる」くらいならセーフだと思いますが「水の中で使い続ける」のはおそらく無理です。
そのようなわけで頑丈さにはついては過信厳禁です。
・文字入力は大丈夫なのか
大部分の方が気にされるであろう文字入力については想定より平気な感じでした。神経を使いますが打てないということはないです。
ローマ字入力しか出来ない人間なのでフリック入力については未知の世界ですが、おそらく致命的に困るような感じにはならないのではと思います。
むしろフリック入力の場合は指の動きが小さくなるので腱鞘炎対策になっていいんじゃないのかと思ったりもします。
<関連記事>中華メーカーDAREUのエルゴノミクスマウスがすごく手に優しい…
まぁ画面の横幅は初代iPhoneと同じくらいですからね。アメリカ国の人達が普通に使っていたことを考えると『それほど無理なサイズではない』ということは理屈として成立します。
…とはいえやっぱり長文を打ち込むのはしんどいですので、バリバリにメッセージのやり取りをする場合はローマ字だとアレです。長文入力はフリック限定でしょう。
・カタログスペックについて
CPU・メモリのスペックについては「ギリギリ」です。
このサイズのスマホでゲームをやる人なんていないと思いますのである意味ではどうでもいい部分なのですが、出来ることは最低限のものだと考えておかないと後々こわい部分でもあります。
…とはいえ、最低限のことはできますので最低限の用途しか求めない場合は全く問題無いです。
youtubeを1080pで再生しても特にカクカクするようなことはありませんでしたし、googlemapも普通に使えるレベルです。個人的に使うアプリなんてPerfectViewerとMusicoletくらいなので何の問題も無いですね。
あー…いや、何の問題も無いは言い過ぎでした。PerfectViewerはバージョンを下げないと動作がやや重いです。PerfectViewerを使われる方はオールドバージョンを使うことをおすすめします。
OS側についても特に困ることはないでしょう。電源のON/OFF時に英語のメッセージが出てきたりしますがそれ以外は日本語です。
ランチャーはデフォルトだと使いにくいですがNovalauncherとかを入れて設定し直せば解決します。
・Novalauncher
・きちんと電話出来る?
色々と試してみましたが問題は無いようです。相手に確認しても「きちんと聞こえてる」という返答でした。その辺りで困ることはないと思われます。
・そもそも日本で使えるの?
KingKong Mini2はドコモ回線・ソフトバンク回線であれば問題無く使えます。AUだとLTEが厳しいですね。
基本的にはドコモ回線・ソフトバンク回線用だと思っておいた方が良いと思います。ちなみにアンドロイドのバージョンは10です。
・電池消費はどれくらい?
電池消費については良し悪し的な感があります。
モバイルネットワークのみの待機状態だとほとんど減らないのですが、ちょっと操作しはじめると体感として使用時間よりも減っていく感があります。
まぁ画面サイズが小さいため必然的にあまり触る気が起きなくなります。そういった意味ではある意味保険が効いていますが、ヘビーに使う場合も出てくるでしょう。安心を求める場合は『モバイルバッテリーもいるかなぁ…』と思ったりします。
ちなみにですが、BTイヤホンで音楽を聴くと3時間使って10%弱くらい減りました。
・カメラ性能はどの程度?
試しに普段使っている自転車をリアカメラで撮ると以下のようになりました。
これも想定より撮れている感があります。
粒が荒いので接写は厳しいのですが、その荒さが逆に全体のダイナミクスを向上させるような効果が出ています。例えるのであればベラスケスの絵画のような感じでしょうか(※ブルーピリオドで知りました)。
トイカメラ的に考えれば『これはこれで面白い』のではないかと。
まぁそもそもとしてこの端末にカメラ性能を期待されている方はいないはずですので、少なくとも「がっかり」ということはないかと思います。
・アクセサリーの必要性
一応シリコンケースとガラスフィルムを買ってみたのですが、フィルムはさて置きケースは必ずしも必要ではなさそうな感じです。
シリコンケースを付けるとサイドボタンのカラカラ音を減らせるのでそういった意味では快適になります。とはいえ、若干ながらもサイズが大きくなってしまうのは防げません。
無いなら無いでOKではないでしょうか。まぁ子供に持たせたりアウトドアユースの場合は付けておいた方がいいとは思いますが…。
フィルムは貼っておいた方が良さそうです。
…とはいえ、ガラスフィルムは品質に注意かもしれません。中華製の安いものを買ってみたら端部が微妙に曲がっているのか画面に対して微妙に浮いている感じになってしまいました。
やっぱりちょっと気になりますねぇ…。
奇跡的(?)にメイドインジャパンの保護シールも販売されていますので、こういった不具合を防ぐ場合はこちらが正解でしょう。
『ガラス程の防御力は必要無い』という場合はシリコンシールも販売されています。
フィルムの浮きを防ぐ場合はシリコンの方が良いですね。軟質ですのでどうあっても浮きません。ガラスだとタッチ感度がやや下がりますのでこの辺りのことを気にする場合はシリコン一択となります。
まぁ画面サイズが小さいので実際にはガラスフィルムを張る意味はそれほど無さそうな感じはします。画面が割れるのは大抵の場合で大きいスマホですからね。
総評してみる
スマートフォンをなるべく触りたくない人には相当に良さげだと思います。
散々書いている気もしますが、画面が小さいのでネットをダラダラと見るようなことを防げます。自動的にデジタルデトックス化というか何と言うか。
単純に「かさばらない」というメリットも強いです。
登山での使用を想定しているようなアウトドア系の薄い財布と併用すれば体積的には一般的な二つ折り財布と同等程度まで小さくできます。小さいってすごい!
ここまで小さいと財布の中に入れてしまって良さそうですね。まだまだ探している途中ですが<このあたり>の財布だといい感じに収まりそうな気がします。
コンパクトを追及するのであればこれ以上の選択肢は中々無いのではないでしょうか。『連絡手段は必要最低限でいい』という方にはかなりおすすめできるのではないかと思います。
後は小さい子供に持たせる用ですね。
サイズもさることながらハイスペックな端末だとゲーム漬けになってしまいそうですので「ギリギリのスペックであること」を逆手に取ることが出来ます。
色々と個性のあるスマホですが、用途次第ではドンピシャでしょう。
どこで買えばいいのか
単純に安さを求めるならアリエクだと思いますが、超マイナーな端末にも関わらず楽天内の中華スマートフォンを売っているお店で販売されていたりもします。
レビュー件数も結構なものがあり二重にびっくりです。『こんなスマホ自分しか買わないのでは…』と思っていたのですが、この件数を見れば「小さいスマホ」というものに根強い需要があることが分かります。
amazonでも販売されており、こっちの方がお値段としては安価です。
まぁ価格だけを見ればこっちですかね…。
最安を求めるならアリエクになる
タイミングで価格が上下するので必ずしもというわけではありませんが、大抵の場合でアリエクが最安になると思います。
アリエクは様々なストアで販売されているのでちょっと悩みどころかもしれません。個人的に調べた限りでは何やかんやメーカーの公式ストアが一番安かったです。
・Cubot公式ストア
ノーリスクではありませんが、シンプルに安さを求めるならここです。
アリエクをお得に使うなら…
最後にアリエクに関するメリット情報です。
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